一人暮らし向けの炊飯器・トースター・電気ケトル・オーブンレンジなど調理家電メーカーを比較するイメージ

調理家電・コンロ

調理家電メーカーおすすめ比較|得意分野と一人暮らし向けを解説

2026年9月13日

こんにちは、ひとりキッチン研究所のショウです。

私のキッチンでは、東芝のオーブンレンジ、アイリスオーヤマのオーブントースター、シャープの炊飯器、山善の電気ケトルという感じで、調理家電のメーカーが見事にバラバラです。

でも、自炊を続けていると、この選び方のほうがむしろ自然だと感じています。

炊飯器が得意なメーカー、オーブンレンジをたくさん作っているメーカー、自動調理に個性があるメーカー、小型家電を選びやすいメーカーでは、見るべき製品が違うからです。

調理家電は有名ブランド1社に統一するより、買いたい家電ごとにメーカーの得意分野を見たほうが選びやすいですよ。

この記事では、調理家電メーカーのランキングと一覧を作りながら、一人暮らしならどのメーカーをどんな目的で見るといいのか、私の実使用も交えて比べていきます。

記事のポイント

  • 調理家電メーカーごとの得意分野
  • 一人暮らし向けメーカーランキング
  • 炊飯や自動調理など目的別の選び方
  • 修理や消耗品まで含めた比較ポイント
黒い家電で統一された管理人ショウの3段キッチンラックの収納風景

私が使っているキッチンラックです。電気ケトル、炊飯器、トースターなどはメーカーが違いますが、色を黒系で合わせると見た目にはかなりまとまりが出ます。

調理家電メーカーの選び方

調理家電メーカーを比べる前に、まず決めたいのは「どこのメーカーが有名か」ではなく、何の仕事を家電へ任せたいのかです。

メーカー統一はしなくていい

冷蔵庫や洗濯機ならメーカーをそろえる人もいると思いますが、調理家電では無理に統一する必要はないと私は考えています。

例えば、炊飯器は毎日ご飯を炊くための家電ですが、オーブンレンジは温め、解凍、焼く、発酵といった別の仕事を担当します。

さらに自動調理鍋なら、材料を入れた後の加熱やかき混ぜを任せることが購入目的になるでしょう。

同じ「調理家電」でも仕事がかなり違います。

家電ごとに得意分野を見る

だから私は、炊飯器なら象印・タイガー・シャープなど、オーブンレンジなら東芝・パナソニック・シャープなど、自動調理ならシャープ・パナソニック・アイリスオーヤマなどというように、ジャンルごとに候補を作ります。

メーカー名から商品を探すのではなく、欲しい家電からメーカーを絞るという順番です。

私の家も、炊飯器はシャープ、オーブンレンジは東芝、トースターはアイリスオーヤマ、電気ケトルは山善です。メーカーの統一感はゼロですが、料理するときに困ったことはありません。家電はロゴより担当業務で選ぶほうが実用的ですよ。

一人暮らしは置き場所優先

一人暮らしでは、性能表を見る前に置き場所を考えたほうがいいです。

調理家電は買った瞬間だけ便利なのではなく、その後ずっと棚や調理台の一角を使います。

特に自動調理鍋、エアフライヤー、ホームベーカリー、ホットプレートなどは、すでに電子レンジや炊飯器を置いているキッチンへ追加することになります。

私は新しい家電を見るとき、「これで何ができるか」と同じくらい「使わない日はどこにいるのか」を考えます。

調理家電そのものの種類から選びたい場合は、上位記事の一人暮らし向け電気調理器具の選び方とおすすめも参考にしてください。

修理と消耗品も確認する

もう一つ見ておきたいのが、購入後のサポートです。

炊飯器なら内釜や内ぶた、ミキサーなら容器や刃、オーブンレンジなら角皿など、長く使っていると本体以外の部品が必要になることがあります。

そのため、メーカー公式サイトで型番検索、取扱説明書、消耗品・別売品、修理窓口を探しやすいかも確認しておくと安心です。

一人暮らしでは家電を何台も予備で持ちにくいため、「故障したらどうするか」「部品だけ買えるか」まで見る価値があります。

おすすめメーカーランキング

ここでは2026年9月時点の製品展開を見ながら、一人暮らしで候補を探しやすい調理家電メーカーを私なりに順位付けしました。

評価しているのは、家電ジャンルの幅、得意分野の分かりやすさ、一人暮らしでも選択肢を作りやすいこと、購入後の情報を確認しやすいことです。

このランキングはメーカーそのものの品質を1位から10位まで決める絶対評価ではありません。

炊飯器だけを比べる場合と、エアフライヤーだけを比べる場合では順位が変わります。

順位 メーカー 得意分野 一人暮らしで見る家電
1位 パナソニック 総合調理家電 オーブンレンジ、自動調理鍋、ホームベーカリー
2位 象印 炊飯・加熱家電 炊飯器、オーブンレンジ、トースター
3位 タイガー 炊飯・湯沸かし 炊飯器、電気ケトル、トースター
4位 シャープ 自動調理・加熱 ホットクック、ヘルシオ、炊飯器
5位 東芝 オーブン調理 オーブンレンジ、炊飯器
6位 アイリスオーヤマ 多彩な小型・自動調理 トースター、自動調理器、エアフライヤー
7位 ティファール 湯沸かし・圧力調理 電気ケトル、電気圧力鍋
8位 山善 実用的な小型家電 ケトル、炊飯器、トースター、下ごしらえ家電
9位 Ninja 熱風・卓上調理 エアフライヤー、テーブルクッカー
10位 レコルト コンパクト家電 自動調理ポット、フードプロセッサー

この表から分かるように、「おすすめの調理家電メーカー」を一社だけ決めるのは少し無理があります。

ご飯をかなり重視する人なら象印やタイガーが上へ来ますし、料理中の作業を減らしたいならシャープやパナソニック、アイリスオーヤマを見る価値が増します。

逆に、一人暮らしで大掛かりな自動調理は必要なく、ケトルや小型炊飯器のような日常家電が欲しいなら山善もかなり見やすいメーカーです。

象印の炎舞炊きや豪熱大火力の圧力IH炊飯ジャーが店頭に並んでいる様子

象印の炊飯器を店頭で比較した様子です。同じメーカー内でも炊飯方式やシリーズが複数あるため、メーカーを決めた後に機種を比べる工程も必要になります。

大手メーカーの得意分野

まずは調理家電の種類を幅広く扱うメーカーから見ていきます。

パナソニックは総合型

パナソニックは「何の調理家電を買うかまだ決まっていない」という段階でも候補を探しやすいメーカーです。

レンジ、炊飯器、オートクッカー、電気圧力鍋、トースター、ホームベーカリー、フードプロセッサー、コーヒーメーカー、卓上IHなど、調理に関わる製品群がかなり幅広くあります。

出典:Panasonic「Panasonic Cooking」

ただし、製品群が多いからといって、全部パナソニックでそろえる必要はありません。

私は、メーカーの幅広さを「統一する理由」ではなく、同じ会社の中でも用途別に候補を比較できる便利さとして見ています。

詳しい製品の選び分けはパナソニック調理家電の一人暮らし向け比較でまとめています。

象印は炊飯と卓上家電

象印というと炊飯器の印象がかなり大きいですが、オーブンレンジ、トースター、ホットプレート、電気調理なべ、電気ポットなども扱っています。

特に「毎日のご飯をどう炊くか」を重視する人は、最初に確認しておきたいメーカーの一つです。

一方、一人暮らしでは上位炊飯器の機能をすべて必要とするとは限りません。

自分が一度に何合炊くのか、冷凍保存するのか、保温をよく使うのかまで考えてモデルを選ぶほうが現実的です。

タイガーは炊飯と熱の家電

タイガーも炊飯器で知られるメーカーですが、電気圧力鍋、トースター、ホットプレート、電気ケトル、電気ポットなど、食材やお湯を加熱する家電を幅広く展開しています。

象印とタイガーで迷う場合も、「どちらのメーカーが上か」だけでは決められません。

炊飯器なら炊飯方式や容量、ケトルなら容量と注ぎやすさ、トースターなら庫内と温度調節というように、結局は製品単位での比較になります。

調理家電メーカーのランキングは入口として便利ですが、最後は必ず欲しい家電の型番同士で比較してください。

自動調理が得意なメーカー

材料を入れた後の煮込み、かき混ぜ、加熱などを家電へ任せたいなら、自動調理の仕組みに特徴があるメーカーを見ると分かりやすいです。

シャープはホットクック

シャープで特徴が分かりやすい調理家電といえば、ヘルシオ ホットクックです。

鍋で煮込み料理を作る場合、火加減を変えたり、途中で混ぜたり、焦げ付いていないか見たりする場面があります。

ホットクックは、そうした「調理中に手を動かす仕事」を家電へ任せたい人が比較しやすい製品です。

また、シャープにはウォーターオーブンのヘルシオやオーブンレンジ、炊飯器もあります。

つまりシャープは、自動調理だけのメーカーではなく、焼く、温める、煮込む、炊くまで複数の方向から候補を探せます。

製品ごとの違いはシャープ調理家電の一人暮らし向け比較で詳しく紹介しています。

炊飯器も選択肢がある

私自身が使っているシャープ製品は、ホットクックではなく3合炊きのKS-CF05C-Bです。

2022年から使っていますが、一人暮らしで普段のご飯を炊く家電として今も現役。

ここが面白いところで、メーカーの代表商品と、自分に一番合う商品は必ずしも同じではありません。

シャープの3合炊きマイコン炊飯器KS-CF05C-Bブラックの全体外観

私が使っているシャープのKS-CF05C-Bです。メーカーの代表的な高機能家電だけでなく、自分の生活に必要な容量と機能で選ぶのが一番だと思っています。

アイリスは自動調理が多彩

アイリスオーヤマは、炊飯器や電子レンジ、トースターのような定番家電だけでなく、自動調理器やエアフライヤーまで候補が多いメーカーです。

なかでもCHEF DRUMは、内なべ自体を回転させながら加熱する仕組みが特徴的。

普通の電気圧力鍋とはかなり考え方が違うので、炒め物や揚げ物まで家電へ任せたい人なら比較する価値があります。

ただ、機能が増えれば本体サイズも無視できなくなります。

一人暮らしでは「できる料理が多い」という理由だけで選ばず、自宅で週に何回使いそうかまで考えたいところです。

アイリスオーヤマの家電を広く見たい場合は、アイリスオーヤマ調理家電のおすすめ比較も参考にしてください。

アイリスオーヤマPOT-413をキッチンラックに設置した正面の様子

私が実際に使っているアイリスオーヤマのオーブントースターPOT-413です。自動調理家電だけでなく、日常的に使うシンプルな家電も選べます。

アイリスオーヤマの家電を見ると機能の多さに目が行きますが、一人暮らしでは「その機能を自分が使うか」が大事です。私のトースターも結局よく使うのは、パンや惣菜を焼くという基本の仕事ですよ。

ティファールは圧力調理

ティファールは電気ケトルの印象がある人も多いと思いますが、電気圧力鍋のクックフォーミーも代表的な調理家電です。

圧力調理だけでなく、家電側の案内を見ながら料理を進めたい人に向いています。

一方、普通の鍋で煮込みを作ることが苦にならない人や、すでに自動調理家電を持っている人なら、追加購入の優先順位は下がるかもしれません。

レシピ案内か小型か

電気圧力鍋は「どれだけ高機能か」だけでなく、調理容量、本体サイズ、洗う部品、操作方法を見るのがポイントです。

一人暮らしでは大容量がそのままメリットになるとは限らないので、まとめ調理をする量まで想像して選びましょう。

焼く家電が得意なメーカー

パン、お菓子、肉、魚などをオーブンで焼きたいなら、レンジ機能よりオーブン機能をどれだけ使うかでメーカー選びが変わります。

東芝はオーブンレンジ

東芝で私が真っ先に見るのはオーブンレンジです。

私自身、東芝ER-YD70-Kを使っていて、普段の温めだけでなく、パン、クッキー、ケーキ、ピザ、肉料理、魚料理などにも使っています。

電子レンジを置くスペースのまま「焼く」という仕事まで増やせるので、専用家電を何台も増やしにくい一人暮らしと相性がいいと感じています。

東芝の上位オーブンレンジでは石窯ドームのシリーズがあり、オーブン調理を重視する人が比較しやすいメーカーです。

東芝のオーブンレンジER-YD70-Kブラックを正面斜めから撮影した画像

私が使っている東芝ER-YD70-Kです。普段のレンジ加熱からオーブン料理まで、一台へかなりの仕事を任せています。

パンや菓子を焼く人向け

オーブンレンジをメーカー比較するとき、私は自動メニューの数だけでは決めません。

庫内サイズ、角皿、発酵機能、設定温度、予熱の使い方、そして角皿を洗いやすいかまで見ます。

私はパンもケーキも作るので、電子レンジ機能しか使わない人よりオーブン部分の重要度がかなり高めです。

東芝オーブンレンジER-YD70-Kで焼き上げたクルミ入り手作りシナモンロール6個

ER-YD70-Kで焼いたシナモンロールです。オーブンを実際に使う人なら、レンジの温め性能だけでメーカーを決めるのはもったいないと思います。

アラジンはトースト中心

朝にパンをよく食べるなら、アラジンも有名な調理家電ブランドとして候補に入ります。

トースターを「食パンを焼くだけの箱」にせず、焼き調理にも使いたい人が見やすいブランドです。

ただし、すでにオーブンレンジを持っている場合は役割が重なる料理もあります。

私はトースターをほぼ毎日使うので別に置いていますが、週に一度しかパンを焼かないならオーブンレンジで代用する考え方もあります。

バルミューダは単機能型

BALMUDAはトースター、オーブンレンジ、電気ケトル、コーヒーメーカーなど、用途の分かりやすい製品を展開しているブランドです。

見た目を含めてキッチンを楽しみたい人には気になる存在ですが、私はデザインだけで決めず、その家電を使う頻度まで考えます。

一人暮らしでは「気に入って毎日使う家電」にお金をかけるのはアリ。

逆に月に数回しか使わない専用家電なら、ほかの家電で代用できないかも考えたいですね。

小型家電が得意なメーカー

大きなオーブンレンジや自動調理鍋だけでなく、ケトル、フードプロセッサー、エアフライヤーなどの小型家電にもメーカーごとの個性があります。

山善は価格と実用性

山善は一人暮らし向けの調理家電を探していると、かなり頻繁に候補へ入ってきます。

電気ケトル、炊飯器、トースター、ホットプレート、フードプロセッサーなど、日常で使いやすい家電を幅広く探せるからです。

私も山善の温度調節できる電気ケトルYKG-C800-Eと、フードプロセッサーMFD-G500-Wを購入しています。

特にケトルはコーヒーのハンドドリップでよく使うので、私のキッチンではかなり出番の多い家電です。

山善YKG-C800-E電気ケトルの黒い本体と温度表示付き電源ベース

私が使っている山善YKG-C800-Eです。毎日使うような小型家電では、派手な機能より自分に必要な機能がきちんとあるかを重視しています。

機能を絞ると選びやすい

山善のように商品数が多いメーカーは、「メーカーとしてどうか」より型番単位で見るのがおすすめです。

例えば電気ケトルでも、お湯が沸けば十分な人と、コーヒー用に温度を変えたい人では必要なモデルが違います。

安さだけではなく、毎日触る操作と必要機能を見て決めると選びやすくなります。

レコルトは省スペース向き

レコルトは、自動調理ポット、フードプロセッサー、ホットサンドメーカーなど、比較的小型の調理家電を探している人と相性がいいブランドです。

一人暮らしでは、家電の能力より先に本体サイズが壁になることがあります。

そのため、大型の多機能家電を一台置くより、小さな家電へ一つの仕事を任せたい人には検討しやすいでしょう。

Ninjaは熱風調理向き

Ninjaは日本でもエアフライヤーや卓上型の加熱調理家電を展開しており、特に油をたっぷり使わず熱風で加熱する料理を増やしたい人が見やすいブランドです。

一人暮らしではミニサイズのエアフライヤーも候補になります。

ただし、私のようにオーブンレンジをすでに使っている場合、焼き料理や惣菜の温め直しなどは一部役割が重なります。

新しい家電を足す前に、今あるオーブンで同じ料理ができないかを見るだけでも、家電の増えすぎを防げます。

Ninjaミニエアフライヤーのコンパクトな本体と時間調節ダイヤル

店頭で確認したNinjaのミニエアフライヤーです。一人暮らしでは「エアフライヤーが欲しい」だけでなく、今あるオーブンレンジと役割が重ならないかまで考えたいところです。

BRUNOは卓上調理向き

BRUNOはコンパクトホットプレートなど、食卓へ出してそのまま調理を楽しむ家電で知られています。

友人とたこ焼きや焼肉をする、一人でもテーブルで鍋や焼き物を作りたいという人なら使い道を作りやすいでしょう。

ただ、プレートやふたなどの付属品を含めると収納場所は必要です。

卓上家電は本体だけを見ず、使わないプレートまでどこへしまうか考えてから買うのがおすすめです。

有名ブランド一覧の見方

調理家電の有名ブランドはかなり多いので、ブランド名を丸暗記するより「最初に何を見ればいいメーカーか」で覚えると分かりやすいです。

メーカー・ブランド 最初に見たい分野 向いている人
パナソニック レンジ・自動調理 幅広い候補から選びたい人
象印 炊飯器 ご飯を重視する人
タイガー 炊飯器・ケトル 炊飯と湯沸かしを比べたい人
シャープ 自動調理・オーブン 調理中の作業を減らしたい人
東芝 オーブンレンジ パンや菓子も焼きたい人
アイリスオーヤマ 自動調理・小型家電 機能と価格を比べたい人
ティファール ケトル・圧力調理 湯沸かしや煮込みを任せたい人
山善 小型家電 必要機能を絞りたい人
Ninja エアフライヤー 熱風調理を増やしたい人
レコルト コンパクト家電 設置スペースを抑えたい人
アラジン トースター パンをよく焼く人
BALMUDA トースター・レンジ 見た目と日常使用を両立したい人
BRUNO ホットプレート 卓上調理を楽しみたい人

こうして調理家電メーカー一覧にすると、それぞれ入口が違うことが分かります。

有名ブランドだから安心、知らないメーカーだから候補外という二択にせず、まず自分が必要な家電を決め、そのジャンルで比較対象を増やすのがおすすめです。

私は家電量販店へ行ったら、メーカーごとに見るより先に「今日は炊飯器」「今日はオーブンレンジ」という感じで売り場を見ます。同じ用途の実物を横に並べると、本体サイズや扉の開き方まで比べやすいですよ。

一人暮らしで比べるポイント

メーカーの候補ができたら、次は一人暮らしのキッチンで実際に使い続けられるかを確認します。

サイズと扉の開き方

本体寸法は必ず確認したい項目です。

特にオーブンレンジや炊飯器では、カタログ上の本体サイズだけでなく、扉やふたを開いた状態も考える必要があります。

炊飯器の上に棚板があると、ふたを全開にできない場合がありますし、オーブンレンジでは放熱に必要なスペースが製品ごとに違います。

私は家電を買う前に、棚の横幅だけでなく奥行きと上方向の余裕まで測るようにしています。

同じ容量表記でも外形寸法はメーカーや機種によって異なります。

「3合だから入る」「20Lだから同じくらい」と判断せず、購入する型番の寸法と設置条件を確認してください。

洗う部品の数

便利な調理家電でも、毎回の片付けが面倒だと使用回数は落ちやすくなります。

自動調理鍋なら内鍋、ふた、パッキン、かき混ぜ部品など、フードプロセッサーなら容器、刃、ふた、パッキンなど、家電によって洗う物はかなり違います。

私は「10分調理時間が減る」だけでなく、「その後に何分洗うのか」も気になります。

自炊は料理が完成したら終了ではなく、洗って片付けるまでがセットですからね。

消耗品と修理の探しやすさ

長く使うなら、交換部品と修理情報も見ておきたいです。

内釜のコーティング、パッキン、容器、ふた、フィルター、角皿など、本体は使えても周辺部品だけ交換したくなることがあります。

メーカー公式サイトで型番を入力したとき、説明書や消耗品を追えるか確認しておくと、数年後に助かる可能性があります。

型番を残しておく

私は購入した家電の型番が分かるよう、購入履歴や本体ラベルも残しています。

同じシリーズ名でも世代によって付属品や仕様が違う場合があるからです。

故障や部品交換のときに必要なのは「○○シリーズ」ではなく、かなりの確率で具体的な型番。

これは地味ですが、長く使うなら大切です。

説明書をなくしても型番さえ分かればメーカーサイトで探せることがあります。家電の側面や底面にあるラベルを買った日にスマホで撮っておくと、数年後の自分がちょっと喜びます。

今ある家電との重複

一人暮らしで一番避けたいのは、できることがほぼ同じ家電を何台も置くことです。

例えばオーブンレンジを持っている人がエアフライヤーを買うなら、どの料理をエアフライヤーへ移すのか考えてみてください。

電気圧力鍋を買うなら、普通の鍋では面倒だった料理を本当に作るようになるのか。

ホームベーカリーなら、市販のパンではなく自宅で焼く頻度がどれくらいあるのか。

ここまで具体的にすると、「便利そう」から「自分が使うかどうか」へ判断基準が変わります。

また、調理家電では製品ごとの取扱説明書や使用方法を確認することも大切です。

製品評価技術基盤機構では、2020年から2024年に通知された調理家電事故515件のうち、使用者の誤使用や不注意が関係するものが約4割だったと案内しています。

出典:製品評価技術基盤機構「電子レンジやIHこんろ等の調理家電の事故を防ぐポイント」

メーカーだけで安全性を判断せず、最終的には購入した型番の説明書に沿って使うのが基本です。

購入先は型番で比較する

メーカーと製品が決まったら、最後は販売店を比べます。

ここで商品名だけを見ると、旧モデル、後継モデル、色違い、付属品違いが混ざることがあるため、私は型番を基準にしています。

同じ型番で価格を見る

候補を一つまで絞ったら、Amazonで調理家電の価格を比較し、楽天市場で同じ型番を確認し、必要ならYahoo!ショッピングでも販売条件を比較すると違いを見つけやすくなります。

ただし、価格だけで決めるのではなく、販売元、送料、保証、付属品、新品か中古かまで確認してください。

ポイント還元も時期によって変わるので、表示価格だけを切り取って「ここが必ず最安」と決めないほうがいいです。

旧型と現行型を混ぜない

通販では旧モデルがそのまま販売されていることもあります。

旧型だから悪いわけではなく、必要な機能が変わらず価格差が大きければ、むしろ候補になることもあります。

ただし、旧型と現行型では自動メニュー、付属品、本体寸法などが変わる可能性があります。

比較表を見るときは型番までそろえる

これだけで、かなり比較しやすくなります。

調理家電メーカーのよくある質問

最後に、調理家電メーカーや有名ブランドを比較するときに出やすい疑問へまとめて答えます。

Q1. 調理家電は同じメーカーで統一した方がいい?

A. 基本的には統一しなくて大丈夫です。炊飯器、オーブンレンジ、自動調理鍋、電気ケトルでは必要な機能が違うため、それぞれ得意なメーカーから選ぶほうが自分の料理に合わせやすくなります。私自身も東芝、シャープ、アイリスオーヤマ、山善などを組み合わせて使っています。

Q2. 一人暮らしにおすすめの調理家電メーカーは?

A. 買う家電によって変わります。幅広いジャンルから選ぶならパナソニック、炊飯なら象印やタイガー、自動調理ならシャープやアイリスオーヤマ、オーブン調理なら東芝、小型家電なら山善やレコルトなどが候補です。メーカーを一社決めるより、欲しい家電を先に決めるのがおすすめです。

Q3. 日本の調理家電メーカーで得意分野は違う?

A. 違います。複数の家電を扱う大手メーカーでも、炊飯、自動調理、オーブン、トーストなど、商品構成や代表的なシリーズは異なります。そのため「日本メーカーならどこでも同じ」と考えず、自分が買いたい家電の現行ラインアップを比べるのが分かりやすいです。

Q4. 安い調理家電メーカーは壊れやすい?

A. 価格だけでは判断できません。価格には機能数、素材、容量、加熱方式、付属品などさまざまな違いが含まれます。低価格だから短寿命、高価格だから必ず長寿命と決めず、保証内容、口コミだけでなくメーカーのサポート情報や交換部品の有無まで確認するのがおすすめです。

Q5. 通販で調理家電を買うとき何を確認する?

A. 型番、販売元、付属品、保証、設置寸法を確認してください。同じ商品名でも旧型や色違いが混在する場合があります。Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングなどを比べる場合も、商品名ではなく同じ型番で条件をそろえると比較しやすくなります。

調理家電メーカー比較まとめ

調理家電メーカーを比較してきましたが、私が一番伝えたいのは、メーカーランキングの1位を探して全部そろえる必要はないということです。

炊飯器には炊飯器の選び方があり、オーブンレンジにはオーブンレンジの選び方、自動調理鍋には自動調理鍋の選び方があります。

私自身も、シャープの炊飯器、東芝のオーブンレンジ、アイリスオーヤマのトースター、山善の電気ケトルを使っています。

メーカーはバラバラですが、それぞれ自分が必要としていた仕事を任せられているので、この組み合わせでまったく問題ありません。

  • メーカーではなく欲しい家電から候補を絞る
  • 炊飯や自動調理など得意分野を比べる
  • 一人暮らしでは設置スペースを優先する
  • 洗う部品や手入れの負担まで確認する
  • 消耗品や修理情報の探しやすさも見る
  • 購入時は商品名ではなく型番で比較する

調理家電はブランドをそろえる物というより、キッチンの仕事を一つずつ任せていく道具だと私は考えています。

あなたが毎日の自炊で面倒に感じている作業は、炊飯でしょうか、煮込みでしょうか、それとも焼く作業でしょうか。

そこが分かれば、見るべき調理家電メーカーもかなり絞れてきますよ。

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一人暮らし・自炊歴約4年の管理人ショウです。30代から料理にハマり、普段のご飯からパン・ケーキ作りまで楽しんでいます。実際に使った経験をもとに、一人暮らしに役立つ調理器具やキッチンづくりの情報を発信しています。

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