こんにちは、ひとりキッチン研究所のショウです。
一人暮らしのキッチンに電気調理器具を置くなら、私は「便利そうだから買う」よりも、今まで自分が手でやっていた工程を、どれだけ日常的に任せられるかで選びます。
私自身、オーブンレンジ、電気ケトル、炊飯器、ハンドミキサー、フードプロセッサーなどを使ってきました。
その中でも買ってよかったと感じているのは、オーブンレンジ、電気ケトル、ハンドミキサーです。
オーブンレンジは温めだけでなく、ケーキ、パン、ローストビーフ、蒸し鶏、焼き餃子などまで担当できますし、電気ケトルならコンロを使わずボタンひとつでお湯を沸かせます。
一方、専用家電をあれこれ増やせば、当然ながら置き場所も必要になります。
一人暮らしでは、ここがかなり重要です。
1台で複数の工程を任せられること、使わない日に邪魔にならないこと。
この2点を基準にすると、電気の調理器具はかなり選びやすくなります。
記事のポイント
- 一人暮らしにおすすめの電気調理器具
- 省スペースで失敗しにくい家電の選び方
- オーブンレンジや自動調理鍋などの違い
- 専用の電動調理器具を買う判断基準

私が使っているキッチンラックです。電気ケトルや炊飯器などをまとめていますが、家電を増やすほど棚の空きは確実に減っていきます。
電気調理器具の選び方
電気調理器具といっても、オーブンレンジのように加熱する家電から、フードプロセッサーのようにモーターで食材を処理する電動調理器具までかなり幅があります。
一人暮らしでは種類そのものより、「自分の料理のどこを任せたいか」から考える方が分かりやすいですよ。
調理器具全体から優先順位を決めたい場合は、親記事の一人暮らしにおすすめの調理器具と選び方もあわせて見ると、包丁やフライパンを含めた全体像をつかめます。
複数の料理に使えるか
私が最初に見るのは、1台でいくつの料理を作れるかではなく、普段の献立でいくつの工程を置き換えられるかです。
例えばオーブンレンジなら、食品の温め、解凍、オーブン調理、焼き菓子、パンなどへ使えます。
商品によっては発酵やスチーム系の調理にも対応します。
毎日使う電子レンジと、週末に使うオーブンを1台にまとめられるので、一人暮らしではかなり合理的です。
反対に、特定の料理だけに使う家電は、料理そのものを頻繁に作る人でなければ出番が減りやすくなります。
家電の機能数より、自分が実際に使う機能数を見るのがポイントです。
20種類の機能が付いていても普段使うのが1種類なら、多機能であるメリットはあまりありません。
収納場所まで先に決める
一人暮らしの電気調理器具選びでは、本体寸法だけを見ない方がいいです。
炊飯器ならフタを開ける高さ、フードプロセッサーなら本体を取り出して容器をセットする場所、オーブンレンジならメーカーが指定する設置空間まで必要になります。
私のキッチンも作業台そのものは広くありません。
そのため家電を作業台へ常設すると、便利になるはずが包丁を使う場所を奪うという、なんとも切ない展開になります。
だからこそ、買う前に使う場所と戻す場所をセットで決めておくのがおすすめです。
炊飯器やケトルなど常設家電が増えてきた場合は、一人暮らし向け調理家電ラックの選び方も参考にしてください。
ラックを増やしても作業台やコンセントが足りない場合は、収納だけでなく電源位置まで含めて見直す方法もあります。
調理家電の置き場を増やすキッチンリフォームでは、家電収納と配線をまとめて考えるポイントを紹介しています。
洗う部品の数も見る
電気調理器具は調理中の手間を減らしてくれますが、最後に大量のパーツが残るタイプもあります。
特に自動調理鍋、フードプロセッサー、ミキサーなどは、本体とは別に容器、フタ、刃、パッキンなどを洗うことがあります。
家電ごとの後片付けの違いを重視するなら、お手入れ簡単な調理家電を洗いやすさで比較した記事も参考にしてください。
私は「料理中に何分ラクになるか」だけでなく、洗浄と乾燥まで含めて考えるようにしています。
時短を目的に選ぶなら、一人暮らしで時短になる調理器具で紹介しているように、調理・移し替え・洗浄のどこを減らせるかで考えると失敗しにくいです。
おすすめ電気調理器具比較
一人暮らしで候補になりやすい電気調理器具を、私の使用経験と普段の自炊での使いやすさを基準に比べます。
結論として、すべて持つ必要はまったくありません。
自分が頻繁に作る料理に合うものから選ぶのが一番です。
| 電気調理器具 | 主な用途 | 省スペース性 | おすすめする人 |
|---|---|---|---|
| オーブンレンジ | 温め・解凍・焼く・製菓・パン | 高い | 料理の幅を広げたい人 |
| 電気ケトル | 湯沸かし | 高い | 毎日お湯を使う人 |
| 自動調理鍋 | 煮込み・蒸し・低温調理など | 普通 | 加熱中の作業を減らしたい人 |
| フードプロセッサー | 刻む・混ぜる・おろす | 普通 | 大量の下ごしらえをする人 |
| ハンドブレンダー | つぶす・混ぜる・刻むなど | 高い | 収納を抑えたい人 |
| ハンドミキサー | 泡立てる | 高い | 製菓をする人 |
| グリル鍋 | 煮る・焼く・蒸す | 普通 | 卓上調理が多い人 |
| 炊飯器 | 炊飯・保温・一部調理 | 普通 | ご飯を定期的に炊く人 |
| 低温調理器 | 低温加熱 | 高い | 肉料理を頻繁に作る人 |
オーブンレンジがおすすめ
私が一人暮らしの電気調理器具で最初に優先するなら、オーブンレンジです。
理由は単純で、電子レンジをどのみち置くなら、同じ設置場所でできる料理を増やせるから。
専用家電を追加するのとは違い、電子レンジの置き場所をそのまま多用途化できるのが大きいです。
温め以外にも使える
私が使っているのは東芝のER-YD70です。
普段は普通の電子レンジとして使っていますが、オーブン機能ではケーキやパンを焼いたり、肉や野菜を加熱したりしています。
現在の東芝の商品ラインにもER-D70Cをはじめ、オーブン機能を備えた複数のモデルがあります。
現行商品の位置付けを確認したい場合は、出典:東芝ライフスタイル「電子レンジ・オーブンレンジ商品一覧」で比較できます。
買い替える場合は、庫内容量だけではなく、本体の幅・奥行き・高さと設置条件を確認したうえで、同じ型番をAmazonや楽天市場などで比較すると選びやすいです。
一人暮らし向けの容量や設置寸法、現行モデルまで比較したい場合は、一人暮らし向けオーブンレンジのおすすめ機種と選び方で詳しくまとめています。

私が使っている東芝ER-YD70です。冷蔵庫上へ置くことで、床や作業台を使わず設置しています。
焼く料理を任せられる
オーブンレンジを買ってから、私はコンロで焼く必要がない料理をかなりオーブンへ回すようになりました。
最近では餃子もオーブンで焼きます。
フライパンなら途中で焼き具合を見る必要がありますが、オーブンなら設定後に別の作業へ移れます。
鶏肉とブロッコリーをアルミホイルで包み、蒸し焼きにするような料理にも使えます。

鶏肉、ブロッコリー、えのきなどをアルミホイルで包み、オーブンで蒸し焼きにした料理です。
こうした料理が増えると、「オーブンはお菓子を作る人だけの機能」という感覚はかなり変わります。
私はむしろ普段のおかずに使うことの方が多くなりました。
パンやお菓子も作れる
私がオーブンレンジを買って特に面白かったのが、パンとお菓子作りまで自宅でできるようになったことです。
生地を発酵させ、成形して、そのまま焼く。
スポンジケーキや焼き菓子にも使えるため、趣味として料理を広げたい人にはかなり相性がいいと思います。
一方、温めしか使わないのであれば、単機能電子レンジの方がシンプルです。
「いつかパンを焼くかも」ではなく、本当に焼いてみたいかで判断してください。
電気ケトルは出番が多い
次におすすめしたいのが電気ケトルです。
作れる料理の種類は増えませんが、毎日お湯を使う人なら使用頻度で元を取りやすい家電だと思います。
ワンボタンで湯を沸かせる
私は以前から山善の温度調節付き電気ケトルを使っています。
やかんの場合はコンロを1口使い、沸いたら火を止めなければなりません。
電気ケトルなら水を入れてスイッチを押せばいいので、料理をしながらでも扱いやすいです。
コーヒー、紅茶、カップスープだけでなく、料理でお湯が必要なときにも使っています。

私が使っている山善の電気ケトルです。細口なのでコーヒーのハンドドリップにも使いやすく、普段から出番があります。
温度設定は必要性で選ぶ
温度調節機能は便利ですが、全員に必要とは思いません。
とにかく熱湯を沸かせればいいなら、沸騰だけのシンプルなモデルでも役目は十分です。
一方、私はコーヒーを淹れるため、温度を選べることにメリットを感じています。
山善では、私が使っているYKG-C800の後継にあたるEKG-C801も展開されています。
こうした小型家電は価格差より、自分が毎日触る操作が面倒でないかを見る方が大事かなと思います。
自動調理鍋は用途で選ぶ
電気調理器具の中で、料理そのものを大きく任せたいなら、自動調理鍋や電気圧力鍋が候補になります。
材料を入れて加熱を任せられるため、コンロの前に立ち続ける時間を減らしたい人には魅力があります。
容量・自動かき混ぜ・予約機能などから比較したい場合は、一人暮らし向け自動調理器のおすすめ機種も参考にしてください。
煮込み料理が多い人向け
自動調理鍋は、カレー、煮物、スープなどをよく作る人ほど使う場面を想像しやすいです。
現在はパナソニックのオートクッカーや、シャープのヘルシオ ホットクックなど、複数工程を任せられる製品があります。
ホットクックには一人から二人分を想定した1.0Lタイプもあるため、大きな家族向け家電だけではありません。
ただし、本体は鍋そのものより場所を使います。
コンロではなくコンセントから電源を取るので、調理台や棚へ常設する場合はコードの位置も確認したいところです。
圧力式は扱いを確認する
電気圧力鍋を選ぶ場合は圧力の強さだけでなく、調理容量や毎回洗う部品、本体サイズまで確認したいところです。
一人暮らし向け電気圧力鍋の容量や現行モデルは別記事で比較しています。
また、製品によって構造や使用方法が違うので、説明書に沿って扱うことが前提になります。
圧力を使う料理をあまり作らないなら、「高機能だから」という理由だけで選ぶ必要はありません。
煮込みを頻繁に作るなら、自動調理鍋や電気圧力鍋の現行モデルを比較し、容量、洗浄部品、予約機能などを見ると選びやすいです。
自動調理鍋は「放置して何をしてもよい」という意味ではありません。
使える食材、最大量、フタや蒸気口の扱いなどは機種ごとに確認してください。
電動調理器具も便利
電気調理器具には、熱を加える家電だけでなく、モーターで刻む・混ぜる・泡立てる電動調理器具もあります。
このジャンルは「手作業が面倒になった瞬間」に買うと満足しやすいです。
フードプロセッサー
玉ねぎのみじん切り、肉を混ぜる、大根おろしなどを頻繁にするならフードプロセッサーはかなり便利です。
私も山善のMFD-G500を使っています。
包丁で少量を切るだけなら、フードプロセッサーを出して洗うより手作業の方が早い場面もあります。
しかし、ハンバーグなどでまとまった量を処理するときは話が変わります。
大量のみじん切りを短時間で済ませられるため、料理によってはかなり助かります。
私は山善MFD-G500を使っていますが、現在購入できる小型モデルまで含めて選ぶ場合は、一人暮らし向けフードプロセッサーのおすすめ機種比較も参考にしてください。

私が使っている山善MFD-G500です。大量のみじん切りなどでは便利ですが、少量調理なら包丁の方が手軽な場合もあります。
少量なら手動でも十分
一人暮らしの場合、毎回の食材量が少ないのがポイントです。
玉ねぎ4個を刻むなら電動の恩恵を感じやすいですが、長ねぎを少し刻むためだけに本体を出すと、洗い物の方が大仕事になることがあります。
なのでフードプロセッサーは、料理の量が増えてから買っても遅くありません。
ハンドブレンダー
収納を抑えながら複数の作業を電動化したいなら、ハンドブレンダーも候補になります。
製品によっては、つぶす、混ぜるだけでなく、チョッパーや泡立て器のアタッチメントを付けられます。
ポタージュ、ソース、スムージーなどを作る人なら使う場面が増えやすいです。
ただ、アタッチメントが増えるほど収納する部品も増えます。
「1台5役」という文字だけを見るのではなく、その5役のうち何役を自分が使うかを考えたいところです。
ハンドブレンダーを選ぶ場合は、本体サイズだけでなくチョッパーや泡立て器などの付属品まで含めて考える必要があります。
一人暮らし向けブレンダーの選び方とおすすめ機種では、フードプロセッサーやミキサーとの違いも比較しています。
ハンドミキサー
ハンドミキサーは用途だけを見るとかなり限定的です。
それでも、私は買ってよかったと思っています。
理由は、手動の泡立て器との差が大きかったからです。
スポンジケーキやメレンゲを作るとき、手動のホイッパーで泡立て続けるのはかなり疲れます。
腕までお菓子作りに参加してくる感じです。
ハンドミキサーなら、この繰り返し作業を電動化できます。

私が使っているハンドミキサーを収納した状態です。本体、ビーター、コードをまとめられるため、製菓専用品でも保管しやすいタイプでした。
グリル鍋も一人暮らし向き
鍋料理や卓上調理が多い人なら、電気グリル鍋も候補です。
私はモノクロームのグリル鍋を使っていて、深鍋、グリルプレート、蒸し網を使い分けられるタイプでした。
こうした製品は、煮るだけでなく焼く・蒸すまで兼用できると、一人暮らしでも使い道を作りやすくなります。

私が使っている電気グリル鍋のセット内容です。深鍋、グリルプレート、蒸し網などを交換して使えます。
卓上で料理できる
グリル鍋の面白いところは、キッチンだけでなく食卓へ持っていけることです。
鍋料理なら作りながら食べられるので、別の鍋から器へ何度も移す必要がありません。
蒸し網が使えるタイプなら、シューマイのような蒸し料理にも利用できます。
一方で、本体だけでなくプレートやフタを保管する必要があります。
鍋、ホットプレート、蒸し器をすでに持っている場合は役割が重複しやすいので注意してください。
グリル鍋だけでなくホットプレートや卓上IHまで含めて比較したい場合は、一人暮らし向け卓上調理家電のおすすめで用途別に紹介しています。
炊飯器は頻度で決める
炊飯器も代表的な電気調理器具です。
一人暮らしでは「炊飯器は絶対必要」と決めつけるより、自分がどれくらい米を炊くかで考えれば十分です。
「炊飯器を置くと決めた場合は、一人暮らしなら普段炊く量や少量炊飯のしやすさから選ぶと失敗しにくいです。
3合以下を中心に比較した一人暮らし向け炊飯器おすすめも参考にしてください。
定期的に炊くなら便利
私は3合炊きの炊飯器を使っています。
米と水を入れて炊飯を任せられ、コンロを使わずに済むのがメリットです。
まとめて炊いて冷凍しておけば、毎回炊く必要もありません。

私が使っている3合炊き炊飯器です。一人暮らしでは大容量より、普段炊く量と置き場所のバランスを見た方が使いやすいです。
反対に、ご飯をほとんど炊かない人や、電子レンジ用炊飯容器などで十分な人なら専用家電を置かない選択もあります。
電気調理器具は「一般的に必要か」ではなく、自分の一週間で何回使うかで考える方が納得しやすいですよ。
低温調理器は専用性を見る
低温調理器は、鶏むね肉やローストビーフなどを一定の温度帯で加熱したい人に向く電気調理器具です。
本体は細長く、収納自体は比較的しやすいものが多いですが、実際に調理するときは対応する鍋や容器も必要になります。
頻繁に作るなら候補
私自身、鶏むね肉はよく食べます。
ただ、現在はオーブンレンジでも蒸し鶏や肉料理を作れるので、「低温調理器がないと困る」という状態ではありません。
このように、すでに持っている家電で近い料理が作れるなら、専用品を追加する優先順位は下げてもいいと思います。
それでもサラダチキンやローストビーフを頻繁に作るなら専用機のメリットがあります。
価格・本体サイズ・使いやすさを比較した低温調理器おすすめランキングも参考にしてください。」
専用家電は増やしすぎない
電気調理器具の売り場には、本当に面白そうな商品が並んでいます。
自動調理鍋、ノンフライヤー、低温調理器、ホームベーカリー、ワッフルメーカー、たこ焼き器など、見ていると全部欲しくなるんですよね。
でも一人暮らしでは、買った瞬間から収納スペースとの交換になります。
代用できる家電を先に使う
私ならまず、すでに持っているオーブンレンジ、炊飯器、フライパンなどで代用できないか試します。
例えばオーブンレンジがあれば、焼き料理やノンフライ系の料理を作れる場合があります。
電子レンジ調理器具を追加するだけで済む場合もあります。
電源を使う専用家電を増やす前に、焼く・蒸す・茹でる電子レンジ調理器具のような小さな道具で解決できないか確認するのも一つです。
使用頻度を想像する
買うか迷ったら、「来週これを何回使うか」を考えてみてください。
献立が3つくらい浮かぶなら、かなり現実的です。
逆に商品ページのレシピを見ないと料理が思い浮かばないなら、少し様子を見るのもありです。
一人暮らしでは、専用品を減らして多用途家電へ予算を回す方が使いやすいと私は感じています。
特にオーブンレンジや自動調理鍋のような高単価家電は、機能数ではなく使用頻度で選びましょう。
私が買ってよかった家電
私がこれまで使った中で、特に「買ってよかった」と感じている電気調理器具は、オーブンレンジ、電気ケトル、ハンドミキサーです。
ほかの道具も含めた実用品は、私が買ってよかった調理器具でも紹介しています。
オーブンレンジ
一番はやはりオーブンレンジ。
温めはほぼ毎日使えますし、料理をする日は焼き物にも回せます。
さらにパンやケーキまで作れるため、置いている面積に対してできることが多い家電です。
私の中では、「電子レンジを買ったらオーブンまで付いてきた」というより、「電子レンジとオーブンを1台分の場所へ置けた」という感覚に近いです。
電気ケトル
電気ケトルはできること自体は湯沸かしなので、とてもシンプルです。
でも出番が多い。
コーヒーを淹れる、お茶を飲む、料理でお湯を使うという日常動作をワンボタンへ置き換えられたため、満足度が高くなりました。
ハンドミキサー
ハンドミキサーは逆に、出番はオーブンレンジやケトルほど多くありません。
それでも手作業との差が大きいので残っています。
スポンジケーキやメレンゲを作る人なら、ハンドミキサーやフードプロセッサーを用途別に比較してみる価値があります。
電気調理器具の安全確認
電気調理器具は火を使わない製品も多いですが、それだけで安全だとは考えない方がいいです。
電子レンジ、オーブン、IH、自動調理鍋などは加熱方式が異なります。
説明書の対応範囲を見る
特にオーブンレンジは、レンジ加熱とオーブン加熱で使える容器が変わります。
電子レンジでは使えない金属製の角皿を、オーブンモードでは使うという機種もあります。
「オーブンレンジ対応」という言葉だけで判断せず、使おうとしているモードと容器の組み合わせを確認してください。
NITEでは、2020年から2024年までの5年間に通知された調理家電事故515件について、使用者の誤使用・不注意が関係するものが約4割だったとして、取扱説明書や注意表示の確認を呼びかけています。
出典:製品評価技術基盤機構「電子レンジやIHこんろ等の調理家電の事故を防ぐポイント」
コンセント周りも確認する
一人暮らしのキッチンでは、コンセントの数が限られている場合があります。
電気ケトル、オーブンレンジ、炊飯器、自動調理鍋などを同じ周辺へ置くなら、製品の取扱説明書や住宅側の条件に沿って接続してください。
水を扱うキッチンなので、コードやプラグ周辺を濡れた状態にしないことも基本です。
電気調理器具を使う際は、商品ごとの設置条件、対応容器、最大量、電源に関する注意事項を優先してください。
見た目が似た家電でも使い方は同じとは限りません。
電気調理器具のよくある質問(FAQ)
一人暮らしで電気調理器具を選ぶときに、迷いやすいポイントをまとめます。
Q1. 一人暮らしで最初に買う電気調理器具は?
A. 私ならオーブンレンジを優先します。
電子レンジとして日常的に使いながら、焼き料理、パン、製菓などへ用途を広げられるためです。
ただし温め以外を使わないなら、単機能電子レンジでも問題ありません。
Q2. 人気の電気調理器具を全部そろえるべき?
A. そろえる必要はありません。
一人暮らしでは収納場所が限られるため、自分が頻繁に作る料理を置き換えられる家電から買う方が使いやすいです。
人気商品でも、自分の献立で使わなければ出番は減ってしまいます。
Q3. 自動調理鍋は一人暮らしでも便利?
A. 煮込み料理やスープを頻繁に作る人なら便利です。
加熱中の作業を任せられるため、帰宅後の料理や作り置きにも使いやすいでしょう。
一方、本体を置く場所と洗浄する部品が増えるため、購入前に収納まで確認してください。
Q4. 電動調理器具でおすすめなのは?
A. 大量のみじん切りをするならフードプロセッサー、製菓で泡立てるならハンドミキサーが分かりやすいです。
つぶす、混ぜる、刻むなど複数用途を省スペースでこなしたいなら、アタッチメント式のハンドブレンダーも候補になります。
どれも手作業との差を感じる料理があるかどうかで選びましょう。
Q5. 電気調理器具を買いすぎない方法は?
A. 「来週何回使うか」と「すでに持っている道具で代用できないか」を確認するのがおすすめです。
オーブンレンジ、フライパン、電子レンジ調理器具などで近い料理が作れるなら、まず手持ちの道具で試してみてください。
それでも同じ工程が毎回面倒なら、専用家電を買う理由がはっきりします。
電気調理器具のまとめ
一人暮らしの電気調理器具は、数を増やすより1台で自分の普段の料理をどれだけ任せられるかを重視するのがおすすめです。
私なら、まずオーブンレンジのように日常利用と多用途を両立できる家電を優先します。
お湯を頻繁に使うなら電気ケトル、煮込みをよく作るなら自動調理鍋、大量のみじん切りならフードプロセッサー、お菓子を作るならハンドミキサーという順番で、自分の料理へ当てはめてみてください。
専用品が悪いわけではありません。
「その作業を何度も繰り返していて、もう機械へ任せたい」と感じたときが買い時だと思います。
高価な家電だから満足するのではなく、毎日のキッチンでちゃんと出番があるから満足する。
私はこの基準で選ぶようになってから、「便利そうだったのに棚から出さない」という家電を増やしにくくなりました。