こんにちは、ひとりキッチン研究所のショウです。
私は揚げ物を作るとき、20cmのフライパンやホーロー鍋など、できるだけ少ない油で済む道具を選んできました。
最近はカツやから揚げ系もオーブンへ任せることが増えていて、「大量の油を出して、冷まして、こして、片付ける」という一連の作業を減らせるだけで、自炊はかなり軽くなります。
そんな私から見ると、ノンフライヤーは単なる油を使わない調理器具ではありません。
一人暮らしでは、揚げ物を作るだけでなく、スーパーの惣菜や冷凍食品をカリッと温め直せることまで含めて評価すると、出番を作りやすい家電です。
ただし、大きければ便利というわけでもありません。
一人暮らしなら、まず2L前後の小型モデルを基準にし、設置面積、洗いやすさ、温め直しのしやすさを見て選ぶのが私のおすすめです。
記事のポイント
- 一人暮らしに合うノンフライヤー容量
- 小型モデルのサイズと機能の違い
- 惣菜や冷凍食品の温め直しで見る選び方
- オーブンレンジで代用できる人との違い
一人暮らしにノンフライヤーは必要か
ノンフライヤーは、高温の熱風を庫内で循環させて食材を加熱する調理家電です。
油へ食材を沈めて揚げる器具とは仕組みが違い、食材そのものの脂や、表面へ少量付けた油を利用しながら焼き上げます。
なので「揚げない調理器具」「ノンフライ調理器具」として探している人にも、実際には焼く、ローストする、温め直すといった用途まで含めて考えた方が選びやすいです。
一方で、すでにオーブンレンジを持っている人は役割が重なる部分もあります。
まずは一人暮らし向け電気調理器具の選び方も含めて、自分のキッチンで新しい家電を1台増やす価値があるか考えてみてください。
揚げ物の後片付けを減らせる
油で揚げる料理はおいしいですが、一人分だけ作るとなると準備と片付けが少し重いです。
私は20cmフライパンやホーロー鍋を使って油の量を抑えていますが、それでも使った油をどうするか、コンロ周りへ飛んだ油をどう拭くかという作業は残ります。
ノンフライヤーなら大量の揚げ油を用意しないので、この部分をかなり減らせます。
特に「揚げ物は好きだけど、油の処理が嫌で家では作らない」という人ほど、専用機を買う意味が出やすいでしょう。
一人暮らしでの価値は、油を減らせること以上に、揚げ物を作る心理的な面倒さを小さくできること。
惣菜の温め直しに使いやすい
私がノンフライヤーで特に重要だと思うのが、買ってきた揚げ物の再加熱です。
コロッケやから揚げを電子レンジで温めると、中は熱くなっても衣がしんなりしやすいですよね。
熱風で表面を加熱するタイプなら、電子レンジとは違う方向から食感を戻しやすくなります。
COSORI LITE 2Lは「温め直し」を独立した調理モードとして備え、レコルトの現行エアーオーブン4Lも惣菜の温め直しを用途として案内しています。
揚げ物をゼロから作る回数より、惣菜や冷凍食品を温める回数の方が多い人もいるはずです。
そういう人こそ、ノンフライヤーを「揚げ物専用機」と決めつけない方がいいと思います。
毎回大量に作る人には小さすぎる
一方、2L前後の小型機には気を付けたい点があります。
バスケットの底面が小さいため、食材を重ねず並べようとすると一度に入る量が限られます。
熱風調理は食材の周りへ空気を通したいので、容量いっぱいまで詰めれば同じ仕上がりになるとは限りません。
一度に2〜3食分を作り置きしたい人や、大きめの鶏肉を何枚も焼きたい人なら、3〜4L以上も検討した方が使いやすいです。
一人暮らし向けの選び方
ノンフライヤーを買うとき、容量や価格だけを見ると決めやすそうに見えます。
でも実際に毎日使うかどうかを分けるのは、置けるか、洗えるか、少量でも気軽に動かせるかです。
ここでは、一人暮らしで特に差が出やすいポイントを順番に見ていきます。
容量は2L前後から考える
1人分を中心に使うなら、私は2L前後を最初の基準にします。
COSORI LITE 2Lはメーカーが1〜2人向けと位置付けており、ニトリにも1.4Lと2.2Lの小型モデルがあります。
1.4Lはかなり小さく、少量のポテトやお弁当のおかず、1人分の惣菜温めなどに向くサイズ感です。
2L前後まで広げると、少量調理の気軽さを残しながら、メインのおかずにも使いやすくなります。
逆に4Lクラスになると、一度に並べられる量は増えますが、本体の奥行きや幅も増えやすくなります。
狭いキッチンでは、容量の数字より「バスケット底面に自分がよく食べる物を並べられるか」で考えるのがコツです。
設置面積と放熱空間を見る
一人暮らしでは、本体の幅だけで判断すると危険です。
ノンフライヤーは加熱中に本体が熱を持ち、排気も行うため、メーカー指定の周囲スペースを確保する必要があります。
例えばCOSORI LITE 2Lは本体が幅約21.1cm、奥行約25.6cm、高さ約26.7cmですが、公式FAQでは上部と背面をそれぞれ13cm以上離すよう案内されています。
つまり「幅21cmの隙間に入るからOK」ではありません。
棚へ入れたまま使えるか、調理するときだけ前へ出すのかまで決めておきましょう。

私のキッチンの作業台は横幅約32cmです。小型ノンフライヤーでも常設すると包丁やまな板を使う場所がかなり減るので、数字だけでなく調理動線まで見ておきたいです。

作業台の奥行きは約42cm。ノンフライヤー本体の奥行きに加え、取っ手を引き出す動作や背面の放熱空間も必要になります。
取っ手を引く場所も必要
バスケット式は本体の前へ引き出して食材を入れます。
そのため前側に皿や調味料を置きっぱなしにすると、使うたびに片付けることになります。
「置ける」ではなく「バスケットを最後まで引き出して戻せる」状態まで想像して寸法を確認してください。
洗う部品の少なさを見る
ノンフライヤーは料理中の手間を減らしても、洗い物が多いと出番が落ちます。
特に油や肉汁が落ちるバスケットとプレートは毎回洗うことになるので、取り外しやすさと洗いやすさは重要です。
COSORI LITE 2Lはバスケットとクリスパープレートが食洗機対応。
ニトリの2.2L XJ2G02はガラス製トレイとプレートを丸洗いでき、中身が見えるのも特徴です。
一人暮らしでは調理量が少ないぶん、「少しだけ作るために大きなパーツを洗う」のが面倒になりがち。
だから容量が大きすぎないことは、洗いやすさにもつながります。
温め直し機能を重視する
ノンフライヤー調理器具を毎日使いたいなら、私は温め直しをかなり重視します。
から揚げ、フライ、ピザ、焼き鳥など、買ってきた物を入れて再加熱できれば、自炊をしない日にも出番ができます。
専用の温め直しモードがある機種は操作が分かりやすく、温度と時間を自分で決める機種でも、説明書やレシピに惣菜再加熱の目安があると使いやすいです。
「生の食材を何種類作れるか」だけでなく、「昨日の残り物を何回おいしく戻せるか」も見てください。
温度と操作方法を確認する
タッチ式かダイヤル式かは好みですが、毎回触る部分なので無視できません。
細かく温度を変えて肉や魚、パンまで使いたい人なら、温度設定範囲が広い方が便利です。
反対に冷凍ポテトや惣菜温めが中心なら、複雑なメニューよりダイヤルを回すだけの方が気楽な人もいるでしょう。
機能数の多さではなく、疲れて帰った日に迷わず使えるか。
ここ、意外と大事です。
小型ノンフライヤーを比較
2026年9月4日時点で公式販売や公式商品情報を確認できた機種を中心に、一人暮らしで比較しやすい候補をまとめました。
レコルトとアイリスオーヤマは2L級ではありませんが、小型バスケット型から容量や用途を広げたい場合の比較対象として入れています。
| 機種 | 容量 | 本体サイズ | 消費電力 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| COSORI LITE 2L | 2.0L | 幅21.1×奥行25.6×高さ26.7cm | 900W | 温め直しモード、食洗機対応、75〜205℃ |
| ニトリ XJ2G02 | 2.2L | 幅21.8×奥行24×高さ28.4cm | 1150W | 中が見えるガラストレイ、80〜200℃ |
| ニトリ XJ2G01 | 1.4L | 幅19.2×奥行26.2×高さ21.2cm | 950W | かなり小型、ダイヤル操作 |
| レコルト エアーオーブン4L | 4.0L | 幅25.0×奥行37.1×高さ28.0cm | 1200W | 惣菜温め直し、4Lの現行モデル |
| アイリスオーヤマ FVC-D15C-H | 庫内式 | 幅41.7×奥行32.9×高さ28.5cm | 1300W | ノンフライ・オーブン・トースター兼用 |
サイズはメーカー公表値です。
実際の設置には周囲の放熱空間やコード位置も必要なので、本体寸法だけで棚を決めないようにしてください。
おすすめのノンフライヤー
ここからは、一人暮らしでの置きやすさ、少量調理、洗いやすさ、再加熱の使いやすさを軸に、私ならどれから検討するかを紹介します。
専用ノンフライヤーをまだ持っていない私だからこそ、今使っているオーブンレンジと役割がどう違うかも含めて選んでいます。
COSORI LITE 2L
一人暮らしで最初に候補へ入れたいのは、COSORI LITE 2L ミニノンフライヤーです。
2Lで1〜2人向け、幅約21.1cm、重量約2.37kgと小さく、ノンフライ、ロースト、ベイク、温め直しの4モードを備えています。
温度設定は75〜205℃、時間は1〜60分。
さらにバスケットとクリスパープレートを食洗機で洗えるため、少量調理を繰り返す一人暮らしと相性がいいです。
公式では冷凍食品を解凍せず調理できる使い方も案内されており、「揚げ物を作る日」だけではなく冷凍食品や惣菜の日にも出番を作れます。
出典:VeSync公式「COSORI LITE 2L ミニノンフライヤー」
向いている人:1人分中心、置き場所を抑えたい、惣菜の温め直しにも頻繁に使いたい人。
ニトリ XJ2G02
中身を見ながら調理したいなら、ニトリの2.2L XJ2G02が面白いです。
幅約21.8cm、奥行約24cmと設置面積が比較的小さく、ガラス製トレイ越しに調理中の状態を確認できます。
温度は約80〜200℃、タイマーは30分、消費電力は1150W。
トレイとプレートを丸洗いでき、油が落ちやすい2種類のプレートを備えています。
初めてノンフライ調理をすると「あと何分くらい?」と中を見たくなるので、視認性は地味ですが安心感につながります。
一方で丸型トレイは、四角いバスケットより長い食材を並べにくい場合があります。
容量だけでなく、よく焼く食材の形まで考えて選びたいところです。
価格を抑えて試したい人にも候補ですが、販売価格は変動するので購入時にニトリ公式で確認してください。
ニトリ XJ2G01
置き場所を最優先するなら、ニトリの1.4L XJ2G01。
幅約19.2cm、高さ約21.2cm、重量約1.67kgで、今回比較したバスケット型の中でもかなり小型です。
ダイヤル式の30分タイマーで、操作もシンプル。
ただ、1.4Lはメイン料理をたっぷり作る容量ではありません。
冷凍ポテト、お弁当のおかず、一人分のから揚げや惣菜など、少量用途へ割り切ると使いやすいです。
「小さいから何でも便利」ではなく、量を欲張らない人向けですね。
レコルト エアーオーブン4L
作り置きもしたいなら、2026年夏に登場したレコルト エアーオーブン 4Lも候補です。
容量約4L、幅約25cm、奥行約37.1cm、高さ約28cmで、2L級より明らかに奥行きが増えます。
一方、一度に並べられる量を増やしやすく、から揚げ、焼き魚、冷凍品の調理、惣菜の温め直しまで日常のおかずへ使える設計です。
一人暮らしでも2〜3食分をまとめて作る人なら、2Lより4Lが便利な場面はあります。
なお、以前のレコルト「エアーオーブン ミニ RAO-2」は公式サイトで生産終了となっています。
ネット上の古いおすすめ記事を見ていると旧モデルが出てくることがあるので、現行品かどうかは購入前に確認してください。
アイリスオーヤマ FVC-D15C
ノンフライヤーだけを増やすより、トースターごと置き換えたい人にはアイリスオーヤマ コンベクションオーブン FVC-D15C-Hという考え方もあります。
2026年5月発売の庫内式で、ノンフライヤー、オーブン、トースターを兼用するタイプです。
温度設定は60〜250℃、本体は幅約41.7cmとバスケット型より大きいものの、別々の家電をまとめられる可能性があります。
すでにトースターを持っていて、その上で小型ノンフライヤーも置けるなら2L型の方が手軽。
逆に家電を1台減らしながらノンフライ調理を追加したいなら、こういう庫内式の方が筋が通っています。
オーブンレンジとの違い
私のようにオーブンレンジを持っている人は、「ノンフライヤーを買わなくても同じことができるのでは?」と感じると思います。
実際、できる料理はかなり重なります。
ただ、得意な量と日常での取り回しが違います。
小型機は少量を気軽に回せる
バスケット型ノンフライヤーの魅力は、庫内が小さく、少量の食品を入れて使いやすいことです。
夕食のコロッケ2個だけ、冷凍ポテトを少しだけ、朝のおかずだけ、といった場面では大きなオーブンレンジより気軽に感じやすいでしょう。
また、電子レンジを別の料理に使いながらノンフライヤーを動かせるのも利点です。
二口コンロと電子レンジを同時に使う私のようなキッチンでは、加熱場所が1つ増える感覚になります。
オーブンレンジは一台多役
一方、私は東芝ER-YD70でパン、ケーキ、蒸し鶏、餃子、ノンフライから揚げ、冷凍コロッケなどを作っています。
電子レンジ機能も毎日使うので、設置面積に対して担当できる料理が多いのがメリットです。

私はオーブンレンジを冷蔵庫の上へ置いています。ノンフライヤーを追加するなら、さらに別の設置場所とコンセントが必要になります。
すでに十分なオーブン機能があり、少量調理でも不便を感じていないなら、専用ノンフライヤーを急いで買う必要はありません。
オーブンレンジをまだ持っておらず、電子レンジ調理も含めて道具を見直したい場合は、電子レンジ調理器具の用途別比較も参考になります。
専用機が向く人
専用ノンフライヤーが向くのは、揚げ物や冷凍食品を少量ずつ高頻度で食べる人です。
さらに、惣菜の再加熱を電子レンジだけで済ませたときのしんなり感が気になる人。
この2つが重なるなら、専用機の出番はかなり作りやすいと思います。
オーブンで十分な人
反対に、私のようにオーブンを頻繁に使い、天板へまとめて食材を並べる人は、専用機の役割が重なります。
私は最近、カツを作るときもオーブンを使うことが増えました。
一度に複数個を広げて焼けるので、まとめて調理する日は大きな庫内が便利です。

これは私がオーブンでノンフライから揚げを作る直前の状態です。天板へ食材を広く並べられるのは、大きなオーブンのメリット。

オーブンで焼き上げたノンフライから揚げ。専用ノンフライヤーがなくても似た方向の調理はできますが、少量を素早く回すなら専用機の方が扱いやすい人もいます。
揚げ物はどう仕上がるか
ノンフライヤーは便利ですが、油で揚げた料理と完全に同じものができるわけではありません。
ここを期待しすぎると「思っていた揚げ物と違う」となります。
熱風で焼く調理として得意な物と苦手な物を分けて考えましょう。
冷凍ポテトや惣菜は相性がいい
冷凍ポテトや、すでに油を含んでいる揚げ物はノンフライ調理と相性を作りやすいです。
表面に油分があるため熱風で温めながら水分を飛ばし、電子レンジだけよりカリッとした食感を狙えます。
スーパーで買ったコロッケやから揚げを翌日に食べる人なら、ここだけでも使用頻度を作れます。

私がオーブンで調理した冷凍コロッケ。ノンフライヤーでもこうした冷凍揚げ物は日常的な用途を作りやすい食材です。

加熱後は衣に焼き色が付きました。油へ沈めて揚げる仕上がりとは違いますが、熱風調理でも表面の食感を変えられます。
生のから揚げは油が鍵
鶏肉そのものには脂がありますが、衣全体へ均一に油が回るわけではありません。
そのため粉っぽさが残る場合は、少量の油を表面へなじませる方法があります。
COSORI公式も、よりカリッと仕上げたい場合はオイルスプレーや刷毛で少量の油を加える方法を案内しています。
つまり「ノンフライヤー=油を一滴も使ってはいけない」ではありません。
少量の油で食感を調整できるのも、この調理器具の使い方です。
衣が水っぽい料理は苦手
天ぷらのように衣が流れやすい料理は、熱風を当てる方式と相性がよくありません。
ノンフライヤーは油鍋の完全な置き換えではなく、から揚げ、ポテト、パン粉系、ロースト、再加熱など得意分野へ寄せて使う方が満足しやすいです。
「油を使わない=何を入れても安全」ではありません。
食材の量、温度、加熱時間、使用できる容器や敷紙は機種ごとに違います。説明書の指定を優先してください。
買う前に確認したい注意点
ノンフライヤーは火を使わないため気軽に見えますが、高温で加熱する電気調理器具です。
便利さだけでなく、置き方と手入れまでセットで考えておきましょう。
周囲をふさがない
本体の排気口や吸気口をふさぐと、正常に熱を逃がせません。
壁へぴったり付ける、上へ物を置く、棚の中へ押し込んだまま使うといった使い方は避け、メーカー指定の設置条件を守ります。
私のキッチンは作業スペースが限られているので、常設する家電は「置けるか」より「安全な空間を残せるか」で見るようにしています。
油汚れを放置しない
揚げ油を大量に使わなくても、肉や惣菜から脂は落ちます。
バスケットやプレートに付いた油、食品かすを残したまま次の高温調理へ入るのは避けたいです。
NITEも調理家電について、取扱説明書を確認し、こまめに掃除し、熱くなる場所の周囲へ燃えやすい物を置かないよう注意喚起しています。
出典:製品評価技術基盤機構 NITE「調理家電の事故を防ぐポイント」
敷紙は使い方を守る
ノンフライヤー用の紙を使うと汚れを減らせますが、熱風の流れをふさぐと本来の加熱を邪魔します。
さらに軽い紙だけを入れて予熱すると、熱風で舞い上がるおそれがあります。
COSORI公式では、紙を使う場合はバスケット全体を覆わず、予熱後に食材を載せた状態で入れるよう案内しています。
「掃除がラクになるから全面を紙で覆う」ではなく、空気が通ることを優先しましょう。
コンセントの位置を見る
小型家電は移動しやすいですが、消費電力は小さくありません。
今回比較した機種でも900W以上のモデルがあります。
延長コードや電源タップの扱いは、それぞれの製品と配線器具の定格を確認し、無理な配線をしないことが基本です。
炊飯器、電気ケトル、電子レンジなどを同じ周辺で使う一人暮らしでは、置き場所だけでなく電源の取り方も買う前に確認してください。
ノンフライヤーで時短できるか
調理時間だけを見れば、必ずしもフライパンより短いとは限りません。
でも、加熱中にコンロの前へ立たなくていい、油の温度を見続けなくていい、油処理が少ないという意味では、自炊全体の手間を減らしやすいです。
時短調理器具は「加熱が何分短いか」より、料理の途中で自分の手を何回空けられるかで評価すると分かりやすいです。
ほかの道具も含めて時短を考えたい場合は、一人暮らし向け時短調理器具の比較で、切る・加熱・洗う工程ごとに紹介しています。
加熱中に別の作業ができる
バスケットへ食材を入れ、時間と温度を設定したら、加熱中にサラダを作ったり洗い物を進めたりできます。
これは「料理が10分で終わる」という時短とは違います。
同じ20分でも、20分ずっと鍋を見ているのか、途中で別のことができるのかで疲れ方はかなり変わります。
洗い物まで含めて考える
ただし調理後にバスケットへこびり付きが多く残ると、その分は洗浄時間になります。
食洗機を使う人は食洗機対応が大きな差になりますし、手洗い中心ならシンクへ無理なく入るサイズも重要です。
一人暮らしでは、調理器具の収納と片付けを含めて便利さを考えるのが現実的です。
ノンフライヤーのよくある質問
最後に、一人暮らしでノンフライヤーを選ぶときに出やすい疑問をまとめます。
Q1. 一人暮らしなら何Lのノンフライヤーがいい?
A. まずは2L前後を基準にすると選びやすいです。1人分の惣菜、冷凍食品、から揚げなどを少量作るなら小型モデルの良さを生かせます。作り置きを一度に2〜3食分作る人は、3〜4L以上も候補にしてください。
Q2. ノンフライヤーは本当に油を使わなくていい?
A. 食材によっては油なしでも調理できます。ただし衣をカリッとさせたい料理では、オイルスプレーや刷毛で少量の油を付けると仕上がりを調整しやすいです。機種のレシピや説明書に沿って量を決めてください。
Q3. オーブンレンジで代用できる?
A. オーブンレンジでノンフライ系の調理ができており、不便がなければ急いで追加する必要はありません。少量の惣菜や冷凍食品をもっと気軽に温めたい、電子レンジと同時に別の加熱をしたいなら、専用ノンフライヤーを追加する意味が出ます。
Q4. 惣菜の温め直しに使える?
A. 使えます。むしろ一人暮らしでは、惣菜の温め直しがノンフライヤーの出番を増やしやすい用途です。電子レンジで中を温めたあと、必要に応じて熱風で表面を仕上げるなど、食品と機種に合う方法を選んでください。
Q5. 小型ノンフライヤーのデメリットは?
A. 一度に並べられる量が少ないことです。食材を重ねると熱風が回りにくくなるため、容量いっぱいに詰めれば効率が上がるとは限りません。大きな肉や作り置きをまとめて作る人は、2Lにこだわらず大きめも比較してください。
一人暮らしは小型から選ぶ
一人暮らし向けのノンフライヤー調理器具を選ぶなら、私は大容量より先に2L前後の小型モデルを見ます。
そのうえで、設置面積、バスケットの洗いやすさ、惣菜の温め直し、冷凍食品への使いやすさを比べれば、日常で使う機種を選びやすいです。
今回の中では、総合的にはCOSORI LITE 2Lが分かりやすい候補。
とにかく小さくしたいならニトリ1.4L、中を見ながら使いたいならニトリ2.2L、作り置きまで考えるならレコルト4Lへ広げる選び方があります。
ただし、すでにオーブンレンジでカツやから揚げ、冷凍コロッケまで作れているなら、専用機を増やさないのも十分ありです。
私自身、最近はカツをオーブンで作ることが多く、揚げ油を出さずに済むだけで自炊のハードルが下がっています。
「ノンフライヤーで何が作れるか」より、「今のキッチンで何の面倒を減らしたいか」から選ぶ。
この考え方なら、買ったあと棚の奥で眠る家電を増やしにくいですよ。