パン作り向けオーブンレンジでパン生地を発酵し、焼き上げているキッチンのイメージ

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パン作りにおすすめのオーブンレンジ|発酵と焼成性能で比較

こんにちは、ひとりキッチン研究所のショウです。

私は普段の自炊だけでなく、手ごねしたパン生地を発酵させ、シナモンロールやさつまいもパン、ピザなどをオーブンレンジで焼いています。

現在使っているのは、2024年3月に約34,000円で購入した東芝ER-YD70-Kです。

パン作りを始めてから実感したのですが、オーブンレンジ選びでは「発酵機能付き」と書かれているだけでは判断材料が足りません。

発酵温度を何段階から選べるのか、何℃まで焼けるのか、その最高温度をどのくらい維持できるのか、天板へパンを何個並べられるのかまで見た方がいいです。

そして意外と忘れやすいのが、毎日の電子レンジとして使いやすいかどうか。

パンは週末だけでも、冷凍ご飯や作り置きの温めは毎日使うという人も多いと思います。

この記事では、2026年9月時点の現行オーブンレンジを中心に、私が実際にパンを作って感じているポイントまで含めて比較していきます。

記事のポイント

  • パン作り向けオーブンレンジの選び方
  • 発酵温度と最高温度の違い
  • 2026年のおすすめ機種と向く人
  • ER-YD70-Kで実際にパンを焼いた感想
パン作りの発酵と焼成に使っている東芝オーブンレンジER-YD70-Kブラック

私がパン作りから普段の温めまで使っている東芝ER-YD70-Kです。発酵から焼成まで同じ庫内で進められるのが便利です。

パン向け選びの結論

パン作りを目的にオーブンレンジを選ぶなら、私は発酵温度、焼成温度、加熱方式、天板、日常のレンジ性能の順で確認します。

最高温度が高ければ必ずおいしく焼けるわけではありませんし、発酵機能が付いていればどの機種でも同じでもありません。

発酵温度を最初に見る

パン作りでは、こねた生地を発酵させる工程があります。

室温でも発酵できますが、夏と冬では室温がかなり違うため、同じ時間置いても生地の膨らみ方が変わります。

私がER-YD70-Kを使って便利だと感じたのも、30・35・40・45℃から発酵温度を選び、生地の状態に合わせて庫内へ入れておける点でした。

現行機でも設定できる発酵温度には差があり、35・40℃だけのモデルもあれば、30℃から選べるモデル、さらに幅広い温度を選べるモデルもあります。

パンを定期的に作るなら、発酵機能の有無ではなく「何℃を選べるか」まで確認するのがおすすめです。

東芝ER-YD70-Kのパン作り用発酵機能を40度に設定した操作画面

ER-YD70-Kを40℃発酵に設定したところです。室温に左右されにくい発酵場所を作れるので、冬場のパン作りでもかなり助かっています。

最高温度だけで決めない

オーブンの比較表では「250℃」「300℃」「350℃」という数字が目立ちます。

ただ、この数字だけを横に並べて「350℃だから一番いい」と決めるのは早いです。

家庭用オーブンレンジでは、最高温度で運転できる時間が限られ、その後は低い温度へ自動的に切り替わる機種があります。

例えば現行の東芝ER-D70Cは250℃での運転が約5分で、その後200℃へ切り替わります。

パナソニックNE-MS4Eも最高250℃ですが、220〜250℃の運転は約5分で、その後210℃へ切り替わる仕様です。

一方、300℃対応の上位モデルも高温をずっと維持するわけではありません。

最高温度は「設定できる一番大きな数字」だけでなく、高温運転時間と切り替え後の温度をセットで見てください。

出典:東芝ライフスタイル「ER-D70C 機能一覧」

天板と庫内を確認する

パンを一度に何個焼けるかは、総庫内容量だけでは分かりません。

私がむしろ見たいのは角皿そのものの横幅と奥行きです。

丸パンやシナモンロールは焼成中にも膨らむので、生地同士へある程度の間隔を取ります。

容量が大きくても天板の有効面積が狭ければ、一度に並べられる数は減ります。

クッキー、ピザ、ロールパンなども作るなら、庫内寸法と一緒に付属角皿の大きさを確認しておくとイメージしやすいですよ。

東芝ER-YD70-Kのワイドな黒い角皿とオーブントースターの小型トレーを並べたサイズ比較

右側がER-YD70-Kのオーブン用角皿です。パン作りでは本体容量だけでなく、この実際に生地を並べる面積がかなり重要になります。

パンを焼き始めると「26Lか30Lか」より、「天板にあと2個置けるか」の方が気になったりします。カタログを見るときは本体の容量だけで終わらず、角皿まで見ておくと選びやすいですよ。

おすすめ機種を比較

ここでは2026年9月時点でメーカーから案内されている現行モデルを中心に、パン作りで見たい項目を比べます。

価格だけで順位を付けるのではなく、休日にパンを楽しみたい人から、二段でまとめて焼きたい人まで用途を分けて選びました。

機種 容量 発酵 最高温度 オーブン 向いている人
東芝 ER-D70C 26L 30・35・40・45℃ 250℃ 上下ヒーター1段 価格とパン作りを両立したい
パナソニック NE-MS4E 26L 35・40℃ 250℃ 上下ヒーター1段 日常の温めも重視したい
シャープ RE-WF307 30L 30・35・40・45℃ 250℃ 熱風コンベクション パン・お菓子を楽しみたい
パナソニック NE-BS8D 30L 30〜65℃ 300℃ 熱風2段 発酵と焼成を広く使いたい
東芝 ER-D5000C 30L 30・35・40・45℃ 350℃ 熱風2段 焼成性能を優先したい

最高温度には連続運転時間などの条件があります。

実際に購入するときは、作りたいパンのレシピとメーカーの最新仕様を照らし合わせてください。

東芝ER-D70C

26Lクラスでパン作りと普段使いを両立したいなら、東芝 石窯ドーム ER-D70Cはかなり見やすい候補です。

発酵は30・35・40・45℃から選べ、オーブンは100〜250℃。

付属の角皿は39.5×30.5cmなので、一人暮らし向けの26Lクラスとしてはパンやクッキーを広げやすいサイズです。

私が使っているER-YD70-Kの後継世代にあたり、発酵温度の選択肢も近いため、私なら現在この価格帯から選ぶ場合はまず候補に入れます。

ただし250℃は約5分で、その後200℃へ切り替わり、210℃以上に設定した場合も自動的に200℃へ切り替わります。

高温で長時間焼きたいレシピを頻繁に作るなら、ここは上位モデルとの差になります。

パナソニックNE-MS4E

NE-MS4Eは26Lで、100〜250℃の一段オーブンを備えたモデルです。

発酵は35℃と40℃なので、東芝ER-D70Cほど細かく温度を選べません。

一方で、パンをたまに焼きつつ、普段は冷凍ご飯、おかず、飲み物などの温めへ使いたい人には分かりやすい構成です。

最高250℃であることだけを見るとER-D70Cと同じですが、220〜250℃で運転できるのは約5分で、その後210℃へ切り替わります。

バターロールや菓子パンを休日に作る程度なら十分候補になりますが、発酵温度や高温焼成を細かく使い分けたい人は上位モデルも比較したいところです。

シャープRE-WF307

RE-WF307は30Lの熱風コンベクションオーブンで、メーカー自身がお菓子やパン作りを大きく打ち出しているモデルです。

発酵は30・35・40・45℃、オーブンは110〜250℃。

熱風を庫内へ循環させる方式なので、単純な上下ヒーター式よりも「パンや焼き菓子を何度も作る」という目的がはっきりした人には注目しやすい構成です。

標準付属の角皿は1枚ですが、追加の角皿を用意することで二段調理にも対応すると案内されています。

いきなり最上位機へ行くほどではないけれど、パン作りを趣味として続けたい人には面白い立ち位置かなと思います。

パナソニックNE-BS8D

発酵から焼成までの幅を広く取りたいなら、パナソニック Bistro NE-BS8Dが候補です。

30Lの熱風コンベクション式で二段調理に対応し、オーブンは70〜300℃。

発酵温度は30〜65℃を5℃刻みで設定できます。

普通のパン発酵だけならここまで広い温度帯が絶対に必要というわけではありません。

ただ、パン、お菓子、発酵食品などへ使い道を広げたい人にとっては、温度選択の幅が大きなメリットになります。

パンやお菓子を二段でまとめて焼きたい場合も、26Lの一段モデルとはかなり使い方が変わります。

出典:Panasonic「オーブン機能」

東芝ER-D5000C

パンの焼成性能をかなり重視するなら、東芝 石窯ドーム ER-D5000Cまで視野に入ります。

30Lの熱風コンベクション式で二段調理に対応し、オーブン温度は100〜300℃に加えて350℃を設定できます。

発酵は30・35・40・45℃で、同じ温度帯のスチーム発酵にも対応しています。

ただし350℃を維持できるのは約5分で、その後は230℃へ自動的に切り替わります。

つまり、350℃という数字だけではなく、予熱後にどの温度帯で焼き続けられるのかまで確認する必要があります。

角皿は41.2×29.1cmが2枚付属するため、パンをまとめて焼く回数が多い人ほど上位機のメリットを受け取りやすいでしょう。

発酵機能の見方

発酵機能付きオーブンレンジを探していると、商品説明に「発酵」と書かれているだけで十分に見えます。

でもパン作りを何度もすると、温度の選択肢と庫内の使い方がじわじわ効いてきます。

30℃台の選択肢

35℃や40℃は家庭のパン作りで使いやすい温度帯です。

そのためNE-MS4Eのように35℃と40℃だけでも、一般的なパン作りなら活用できます。

一方、30℃も選べる機種なら、生地やレシピに合わせて少し低い温度から発酵させる選択肢が増えます。

私自身、発酵機能を使い始めてからは「何分発酵させるか」だけでなく、温度と生地の膨らみを一緒に見るようになりました。

ゆっくり発酵させたい場合

パン生地は設定温度が高ければ高いほど良いわけではありません。

レシピや生地の状態によって使いたい温度は変わるので、低めから選択できると調整の余地が生まれます。

反対に「普段は40℃しか使わない」という人なら、発酵温度の多さだけを理由に高価な上位機を選ぶ必要はないと思います。

発酵温度が4種類あると安心感はありますが、機能表を全部埋めるために買う必要はありません。自分が作るパンのレシピを2〜3個見て、実際に何℃を使うか確認する方が早いですよ。

発酵容器が入る高さ

一次発酵では、私はHARIOの大きな耐熱ガラスボウルへ生地を入れて庫内へ置くことがあります。

このとき必要になるのが庫内の高さ。

小さな庫内へ背の高いボウルを入れると、パン生地が膨らむ余裕まで小さくなります。

角皿の広さだけでなく、普段使うボウルや発酵容器を置けるかも確認してください。

HARIOの耐熱ガラスボウルにパン生地を入れてオーブンレンジで発酵させている様子

HARIOの2200ml耐熱ガラスボウルへパン生地を入れ、オーブンレンジで発酵させているところです。発酵容器を使うなら庫内の高さも確認しておきたいポイントです。

一次発酵と二次発酵

パン作りでは一次発酵だけで終わらず、成形後に二次発酵を行うレシピもあります。

一次発酵ならボウル一つで済みますが、二次発酵では天板へ複数の生地を並べるので、今度は横方向の広さが重要になります。

私がシナモンロールを作るときも、成形した6個を角皿へ並べて発酵させています。

発酵機能と天板サイズは別々のスペックではなく、パン作りではセットで使う機能なんですよ。

東芝ER-YD70-Kで二次発酵させてふっくら膨らんだシナモンロール6個

ER-YD70-Kで二次発酵を終えたシナモンロールです。6個の生地が膨らんでも間隔を確保できています。

焼成性能の見方

発酵がうまくいっても、最後にきれいに焼けなければちょっと悔しいですよね。

そこで焼成では、最高温度だけでなく、高温を維持できる時間、熱の回し方、天板の段数を見ます。

高温を保てる時間

レシピで210℃、230℃などを指定されている場合、単純に「最高250℃だから対応できる」とは限りません。

機種によっては高温運転が数分後に低い温度へ切り替わるためです。

特に高い温度で短時間に焼き上げるパンやピザを頻繁に作るなら、この仕様は購入前に確認したいところ。

逆に180℃前後を中心に使うパンや焼き菓子が多ければ、最高350℃の上位機が必要とは限りません。

比較するときは「最高温度」「最高温度の維持時間」「切り替え後の温度」の3つを確認すると、実際のレシピへ当てはめやすくなります。

熱風と二段調理

一段の上下ヒーター式でもパンは普通に作れます。

私自身、ER-YD70-Kでシナモンロールやさつまいもパンを焼いてきました。

一方、一度に大量のパンやクッキーを焼くなら、熱風を循環させるコンベクション式と二段調理のメリットが大きくなります。

一段で6個焼いていたパンを二回に分けるのか、二段へまとめて並べるのかでは、予熱を含めた作業の流れがかなり変わります。

一人暮らしなら大量焼きが必要ない場合も多いので、毎回何個くらい作るのかから逆算すると無駄がありません。

焼きムラの確認方法

焼きムラは「○点」のような共通スペックで比較できないのが難しいところです。

熱風コンベクション、ヒーター位置、庫内形状などは判断材料になりますが、実際の仕上がりはパンの大きさ、置く位置、天板、予熱、生地の状態でも変わります。

私は購入前なら、メーカーのパンレシピで一度に何個焼いているか、二段調理の作例があるか、天板の前後まで食材を並べているかも見ます。

レビューを見る場合も「焼きムラがある」という一言だけでなく、何を何個、どの段で焼いたのかまで分かる情報の方が参考になります。

天板サイズと枚数

パン作りでは、大きな角皿はかなりありがたい存在です。

ただし大きくなるほど洗うときは邪魔になります。

私のER-YD70-Kの角皿も、パンやクッキーを並べるときは便利なのですが、シンクへ入れると急に存在感が増します。

大きな天板が入るオーブンを選ぶなら、焼ける量だけでなく洗う場所と収納場所もセットで考えてください。

東芝ER-YD70-Kの大きなオーブン角皿をキッチンシンクでスポンジ洗いしている様子

ER-YD70-Kの角皿をシンクで洗っているところです。広い天板はパン作りで便利ですが、洗いやすさまで考えておくと購入後のギャップを減らせます。

一人暮らし向けオーブンレンジ全体の容量や設置寸法まで比較したい場合は、一人暮らし向けオーブンレンジのおすすめ比較も参考にしてください。

ER-YD70-Kでパン作り

ここからはスペック表ではなく、私がER-YD70-Kを使ってパンを作ってきた実体験です。

現行のER-D70Cとは別モデルですが、26Lクラスのオーブンレンジでパン作りをすると何が便利で、どこに不満が出るかを見る参考にはなると思います。

発酵は季節を選びにくい

私が一番便利だと感じているのは、やはり発酵機能です。

パン作りを室温だけに任せると、暑い時期と寒い時期で発酵時間がかなり変わります。

オーブンレンジの庫内へ入れて温度を指定できるようになってからは、「今日は部屋が寒いからどこで発酵させよう」という迷いがかなり減りました。

一次発酵はボウル、二次発酵は成形した生地を天板へ並べる形で使っています。

パン作り専用の発酵器を別に置かず、普段使っている電子レンジの庫内をそのまま使えるのも一人暮らしでは助かるところです。

210℃運用で感じた制約

一方、ER-YD70-Kで気になっているのが高温での予熱後です。

私の使い方では、200℃を超える温度で予熱・加熱したあとに冷却へ入ると、冷却中は再び200℃を超える設定へすぐ戻せない場面があります。

例えば「210℃で予熱して、そのあと210℃で20分焼きたい」という流れが、そのままではやりにくいことがありました。

そこで私は、210℃で長めの加熱時間を最初から設定し、予熱後に生地を投入して、別のタイマーで実際の焼成時間を計っています。

例えば90分設定にしておき、余熱として約20分加熱、その後に本焼きを15分行ったところで手動停止するような使い方です。

これは私がER-YD70-Kを使う中で行っている方法なので、ほかの型番へそのまま当てはめるものではありません。

購入する機種では取扱説明書の温度制御と連続運転条件を確認してください。

パン作りでは「最高250℃」という表示だけでは、予熱後に希望温度をどのように維持できるかまでは分かりません。

高温で焼くレシピが多い人ほど、温度制御の仕様を細かく見る価値があります。

ここは実際にパンを焼き始めてから気付きました。買う前は「250℃まで出るなら十分」としか見ていなかったんですが、今なら最高温度より、その温度をどう使えるかまでチェックします。

シナモンロールの実例

ER-YD70-Kでは、シナモンロールを6個まとめて作っています。

成形した生地をアルミカップへ入れて角皿へ並べ、そのまま二次発酵。

生地が膨らんだらクルミなどをのせ、予熱後に焼成します。

一段オーブンですが、一人で食べるパンを作る量としては6個でも十分多いくらいです。

二段調理に憧れはありますが、自分が毎回6個前後しか焼かないなら、必ずしも30Lの上位機が必要とは限りません。

東芝ER-YD70-Kで焼く前の手作りシナモンロール6個を黒い角皿に並べた様子

成形したシナモンロール6個を角皿へ並べたところです。一人暮らしで一度に作る量なら、26Lの一段オーブンでも十分だと感じる場面があります。

東芝ER-YD70-Kでこんがり焼き上げたクルミ入り手作りシナモンロール6個

ER-YD70-Kで焼き上げたシナモンロールです。発酵から焼成まで一台で進められることが、私にとってオーブンレンジを選ぶ大きな理由になっています。

パンを焼くこと自体より「こねる・発酵・焼成まで自動化したい」という人は、一人暮らし向けホームベーカリーの比較も見ておくと選びやすいです。

日常の温めも忘れない

パン作り向けの記事なのでオーブン性能へ目が行きますが、オーブンレンジは名前の通り電子レンジでもあります。

一台だけ置くなら、パンを焼いていない日の使いやすさもかなり大切です。

レンジ性能との両立

私のER-YD70-Kも、使用回数だけで言えばパンより普通の温めの方が圧倒的に多いです。

冷凍ご飯、作り置き、飲み物などを温め、その同じ家電で休日にはパンやケーキを焼いています。

だからこそ、パン性能だけを見て大型の高級モデルを選ぶより、普段の温めとのバランスで一台に絞る方が後悔しにくいと思っています。

オーブンをどこまで使うか自体で迷っているなら、電子レンジとオーブンレンジの違いも確認してみてください。

パンのために買ったとしても、月曜から金曜は冷凍ご飯を温めているだけ、なんて普通にあります。私は「休日のパン」と「平日のレンジ」の両方が快適かで選ぶのが一番現実的だと思っています。

設置と扉の高さ

30Lクラスへ上げると、本体の幅や奥行きだけでなく重量も増えます。

さらに確認したいのが、扉を開けたときの高さと前方スペースです。

熱い天板を両手で水平に取り出すので、本体前に物があるとかなり扱いにくくなります。

私は身長約170cmで、冷蔵庫の上へER-YD70-Kを置いて使っています。

設置位置が高すぎると、重い耐熱ボウルや熱い角皿を取り出すときに腕の位置も高くなるため、本体寸法だけでなく実際に手を伸ばす高さまで想像した方がいいです。

身長約170cmの管理人ショウが冷蔵庫上の東芝ER-YD70-Kの扉を開けて庫内へ手を伸ばす様子

身長約170cmの私が冷蔵庫の上へ設置したER-YD70-Kを使っているところです。パン用の熱い角皿を出し入れするなら、設置高さもかなり重要です。

天板の洗いやすさ

パンだけなら天板が激しく汚れない場合もありますが、オーブンレンジを肉、魚、グリル料理にも使えば洗う回数は増えます。

また、大きな天板は収納中もそれなりの場所を取ります。

私は天板を立てて収納していますが、キッチンが狭い人は購入前に「本体を置く場所」だけでなく「角皿を使っていないときの場所」まで決めておくのがおすすめです。

専用オーブンとの違いまで含めて検討したい人は、オーブンとオーブンレンジの違いでも詳しくまとめています。

パン作りを助ける道具

オーブンレンジだけでもパンは焼けますが、計量や発酵を安定させる小物があると作業しやすくなります。

最初から製パン用品を全部そろえる必要はありません。

キッチンスケール

パン作りでは小麦粉や水などを計るため、キッチンスケールの出番がかなり多くなります。

私は最大1kgのスケールから最大3kgのドリテックKS-805RDへ替えました。

ボウルを載せた状態で材料を追加していくと、容器の重さも含めて表示されるため、最大計量に余裕がある方が扱いやすいです。

粉の量だけでなく、ボウル込みの重量まで考えて選んでください。

温度計とボウル

生地を入れるボウルは、一次発酵まで考えるなら少し余裕のあるサイズが便利です。

私はHARIOの2200ml耐熱ガラスボウルを使うことがあります。

透明なので横から生地の膨らみを見ることができ、そのままオーブンレンジの発酵機能へ入れやすいのも気に入っています。

温度を細かく管理したいなら、調理用温度計も候補です。

ただし、まずはスケールと十分な大きさのボウルがあれば始めやすいかなと思います。

パン型とシリコンマット

食パンやパウンド型のパンを作るならパン型、成形パンや焼き菓子を繰り返し作るならシリコンマットも使えます。

シリコン製品は商品ごとに耐熱温度が異なるため、オーブン設定温度より対応温度が低い物を使わないよう確認が必要です。

また、マットが天板より大きいと端が浮いたり折れたりするので、購入前に角皿の実寸を測っておくと失敗しにくくなります。

パンやお菓子作りに使える円形ガイド付きシリコン製ベーキングマット

パンやお菓子作りでは繰り返し使えるシリコンマットも便利です。購入時は天板サイズと製品の耐熱温度を確認します。

パン向けオーブンレンジのよくある質問(FAQ)

発酵機能付きオーブンレンジを選ぶときに迷いやすいポイントを、パン作りをしている私の視点からまとめます。

Q1. パン作りに発酵機能は必要ですか?

A. 必須ではありませんが、季節を問わずパンを作りたいならかなり便利です。

室温でも発酵できますが、夏と冬では温度が変わるため、同じ時間でも膨らみ方が変わります。

発酵機能付きオーブンレンジなら庫内温度を設定できるので、私はパン作りの工程を安定させやすくなりました。

Q2. 発酵は35℃と40℃だけでも十分ですか?

A. 一般的なパン作りを楽しむ用途なら、35℃と40℃でも使いやすいです。

ただし30℃から選びたいレシピや、温度を変えて発酵状態を調整したい場合は、30・35・40・45℃など複数の設定がある機種の方が自由度は高くなります。

よく作るレシピの発酵温度を購入前に確認するのがおすすめです。

Q3. パン作りは250℃あれば十分ですか?

A. 多くの家庭向けパンを作れる温度帯ですが、最高温度だけで判断しない方がいいです。

250℃対応でも高温を維持できる時間に制限があり、その後200℃や210℃へ切り替わる機種があります。

普段作りたいパンの焼成温度と時間を見て、実際にその設定で運転できるか確認してください。

Q4. 26Lと30Lはどちらがおすすめですか?

A. 一人分を中心に一段で6個前後のパンを焼くなら、26Lでも十分使いやすいと私は感じています。

一度に多く焼く、二段調理を使う、大きな型を入れるなら30Lが候補になります。

容量だけではなく、角皿の大きさ、庫内寸法、設置場所まで一緒に比べてください。

Q5. ホームベーカリーとどちらがパン作りに向きますか?

A. 成形パンを自由に作りたいならオーブンレンジ、こねから焼成まで任せたいならホームベーカリーが向いています。

私は手ごねをして、発酵と焼成をオーブンレンジへ任せています。

シナモンロール、ピザ、菓子パンなど形を変えて楽しめる一方、こねる工程まで自動化したい人にはホームベーカリーの方がラクです。

パン向け選びのまとめ

パン作りにおすすめのオーブンレンジを選ぶなら、発酵機能が付いているかだけで決めず、発酵温度、焼成温度、温度維持、天板、加熱方式まで確認してください。

休日に丸パンやシナモンロールを一段で焼くくらいなら、26Lクラスでも十分楽しめます。

私自身、ER-YD70-Kでパン、ピザ、クッキー、ケーキまで作ってきましたが、一人暮らしで一度に作る量なら不満を感じない場面も多いです。

一方、パンを大量に焼く、二段を使う、高温焼成へこだわるなら、30Lの熱風コンベクション式へ上げる意味が出てきます。

  • 手頃さ重視:ER-D70CやNE-MS4E
  • パン作り重視:RE-WF307
  • 発酵温度と二段調理重視:NE-BS8D
  • 高温焼成までこだわる:ER-D5000C

そして最後まで忘れたくないのが、オーブンレンジはパンを焼いていない時間の方が長いことです。

発酵から焼成まで繰り返し使えて、それでいて毎日のご飯も気軽に温められる。

その両方が自分の生活にはまる一台なら、パン作りのためだけに場所を取る家電にはなりません。

私の場合、パンを作り始めたことで「電子レンジを買った」という感覚から、「温め、発酵、焼成を一台へまとめた」という感覚に変わりました。

迷ったら、作りたいパンを3種類くらい決めて、そのレシピの発酵温度・焼成温度・一度に焼く個数をメモしてから機種を比べてみてください。必要な性能が急に具体的になりますよ。

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ショウ

一人暮らし・自炊歴約4年の管理人ショウです。30代から料理にハマり、普段のご飯からパン・ケーキ作りまで楽しんでいます。実際に使った経験をもとに、一人暮らしに役立つ調理器具やキッチンづくりの情報を発信しています。

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