スチームオーブンレンジは必要か普通のオーブンレンジとの違いを解説するイメージ

調理家電・コンロ

スチームオーブンレンジは必要?普通のオーブンレンジとの違い

こんにちは、ひとりキッチン研究所のショウです。

私は一人暮らしで自炊をしながら、普段のご飯だけでなく、パン、ケーキ、ピザ、焼き魚、肉料理までオーブンレンジで作っています。

現在使っているのは、2024年3月に約34,000円で購入した東芝ER-YD70(K)です。

オーブンレンジを比較していると、「スチームが付いている方が高機能でよさそう」と感じるかもしれません。

ただ、私は実際に使ってみて、スチーム機能は全員に必要な機能ではないと思っています。

ちなみにER-YD70は、給水タンクや専用カップを使うタイプではありませんが、メーカー上は「角皿式スチームオーブンレンジ」に分類されています。

角皿へ水やお湯を入れて水蒸気を発生させる仕組みなので、私自身の使用感としては「専用のスチーム発生機構がないオーブンレンジ」にかなり近い感覚です。

蒸し料理を頻繁に作るなら専用の給水機構があるモデルは便利ですが、温め、グリル、パン、お菓子、焼き料理が中心なら、スチームの豪華さよりオーブン性能や使いやすさを優先した方が満足しやすいかなと思います。

記事のポイント

  • スチームオーブンレンジとは何か
  • 普通のオーブンレンジとの違い
  • スチーム機能が必要な人といらない人
  • 角皿式・カップ式・給水タンク式の違い
管理人ショウが使用している東芝オーブンレンジER-YD70-Kブラックの外観

私が2024年3月から使っている東芝ER-YD70(K)です。レンジ、オーブン、グリル、発酵に加え、角皿へ水を入れる角皿式スチームにも対応しています。

スチーム機能は必要か

オーブンレンジのスチーム機能が必要か迷ったら、機能の数よりも「普段どんな料理を作るか」から考えるのがおすすめです。

温めと焼き中心なら不要

冷凍ご飯や総菜の温め、解凍、グラタン、ピザ、クッキー、ケーキ、焼き魚などが中心なら、専用の給水タンクを備えたスチーム機能は必須ではありません。

これらの調理で中心になるのは、レンジ加熱、オーブン、グリルといった基本機能だからです。

私自身もER-YD70でクッキーやパン、焼き芋、さんまなどを作っていますが、焼く料理では「給水タンクがないから困った」と感じる場面はそれほど多くありません。

なので、オーブンレンジのスチームはいらないかなと感じている人が、無理に上位のスチームモデルへ行く必要はないでしょう。

温めと焼き料理が中心なら、スチームなし、または簡易的なスチーム方式でも十分使いやすいです。

蒸し料理が多いなら便利

一方、茶わん蒸し、温野菜、蒸し鶏、中華まんなどを頻繁に作るなら、スチーム機能の価値は上がります。

コンロに蒸し器を出してお湯を沸かす工程を、オーブンレンジ側へ任せやすくなるためです。

特に給水タンクや専用のスチーム容器から蒸気を発生させる機種なら、角皿へ自分で水を張る方式より準備しやすいでしょう。

「蒸せるか」だけでなく、蒸し料理をどのくらい手軽に始められるかが違いになります。

一人暮らしは頻度で決める

一人暮らしでは、使える機能を増やすことより、実際に使う機能へお金と置き場所を使う方が大切です。

週末にたまに茶わん蒸しを作る程度なら、角皿式スチームや別の蒸し器でも十分かもしれません。

逆に週に何度も蒸し野菜や蒸し鶏を作り、温めにもスチームを使いたいなら、専用スチーム機能へお金をかける意味が出てきます。

私は「できる料理」より「その機能を何回使うか」で家電を見ています。月に1回使う豪華機能より、週に何度も使う普通の機能の方が、結局は満足度が高いんですよ。

スチームオーブンレンジとは

スチームオーブンレンジとは、一般的なレンジ・オーブン・グリル機能に加えて、水蒸気を利用した加熱ができるオーブンレンジです。

普通のオーブンとの違い

普通のオーブンレンジとスチームオーブンレンジの大きな違いは、調理中に水蒸気を利用できるかどうかです。

一般的なオーブンレンジは、電子レンジによる温めとヒーターによるオーブン・グリル加熱が中心になります。

スチームオーブンレンジでは、そこへ蒸気による加熱を組み合わせられます。

蒸気を加熱へ加える

水蒸気を使うことで、蒸し料理やスチームを利用したあたためなど、通常のヒーター加熱とは違う調理が可能になります。

ただし、「スチーム対応」と書かれていればすべて同じ仕組みというわけではありません。

角皿へ水を入れる方式もあれば、専用カップへ水を入れる方式、本体の給水タンクから蒸気を発生させる方式もあります。

過熱水蒸気は別に考える

さらに商品説明で見かけるのが「過熱水蒸気」です。

これは単純に蒸気を庫内へ出すだけではなく、水蒸気をさらに加熱して調理へ利用する仕組みです。

そのため、普通のスチーム調理と過熱水蒸気調理を同じものとして比較しない方が分かりやすいですよ。

例えば東芝ER-YD70は角皿式スチームには対応していますが、メーカーの機能表では過熱水蒸気調理は非対応です。

出典:東芝ライフスタイル「ER-YD70 機能一覧」

スチーム方式は主に三つ

オーブンレンジのスチーム機能を比較するときは、スチームの有無だけではなく、水をどこへ入れるのかを見るとかなり分かりやすくなります。

方式 水の入れ方 手軽さ 気になる点
角皿式 角皿へ水やお湯を入れる シンプル 毎回角皿の準備が必要
カップ式 専用容器へ水を入れる 比較的手軽 カップの出し入れが必要
給水タンク式 本体タンクへ給水する スチームを活用しやすい タンクや水路の手入れが増える

角皿式

角皿式は、角皿へ水やお湯を入れ、庫内で発生した蒸気を利用するシンプルな方式です。

本体内部に複雑な給水機構を持たせずにスチーム調理ができる一方、調理のたびに角皿を出して水を入れる必要があります。

カップ式

カップ式では、専用の小皿やカップへ水を入れて庫内へ置きます。

現行の日立ヘルシーシェフMRO-S8Dではスチーム小皿へ水を入れるカップ式の過熱水蒸気を採用しており、給水タンクを管理する方式とは使い勝手が異なります。

給水タンク式

給水タンク式は、本体に取り付けたタンクから水を供給して蒸気を発生させるタイプです。

例えばパナソニックBistro NE-BS8Dは650mLの給水タンクを備え、スチームや過熱水蒸気、スチームプラスに対応しています。

出典:Panasonic「NE-BS8D 仕様・スペック」

ER-YD70で感じた違い

私が使っているER-YD70は、スチーム機能が必要か考えるうえで、角皿式の使い勝手をかなり分かりやすく体験できる機種です。

角皿スチームの実際

ER-YD70には給水タンクも、庫内へ置く専用スチームカップもありません。

その代わり、角皿の縁へ水を入れて蒸気を発生させます。

東芝ER-YD70-Kで角皿スチームを使う茶わん蒸し自動メニュー31の操作表示

ER-YD70(K)で茶わん蒸しの自動メニュー31を選んだ状態です。表示にも「オーブンスチーム」と出ており、角皿へ水を入れる方式でスチーム調理を行います。

私は購入当初、タンクがないので感覚的に「スチーム機能なし」と捉えていました。

ですが正確には、専用給水機構はないものの角皿式スチームには対応しているという位置付けです。

ここはオーブンレンジとスチームオーブンレンジの違いを調べるときに、かなり紛らわしいポイントだと思います。

蒸し料理の準備は増える

角皿式で少し面倒に感じるのは、スチームを使うたびに大きな角皿を出し、水を張って調理する必要があることです。

ゆで卵を作るときも、角皿に水を入れ、その上へ網と卵をセットして使いました。

東芝ER-YD70-Kの角皿に水を入れて網と卵をセットしたスチーム調理前の様子

ER-YD70(K)でゆで卵を作る準備をしたところです。角皿へ水を張り、網の上へ卵を並べています。

仕上がり自体には満足していますが、「水を入れたカップを置くだけなら、もう少し気軽だろうな」と感じることはあります。

東芝ER-YD70-Kの角皿スチームで調理したゆで卵を半分に切った断面

角皿スチームで作ったゆで卵です。角皿へ水を入れるひと手間はありますが、卵の中まで加熱できました。

角皿式でも蒸し料理はできますが、「今日は蒸し物にしよう」と思ったときの腰の軽さは、カップ式やタンク式の方が上だろうなと感じます。大きな天板を出すだけで、ちょっとイベント感が出るんですよね。

茶わん蒸しにも使える

ER-YD70の料理集には、角皿スチームを利用する茶わん蒸しも用意されています。

東芝ER-YD70-K料理集に掲載された角皿スチームの茶わん蒸しレシピ

ER-YD70(K)の料理集に掲載されている角皿スチームの茶わん蒸しです。専用給水タンクがなくても、蒸気を使う料理には対応しています。

つまり、「タンク式ではない=蒸し料理ができない」ではありません。

購入前にはスチームという名前だけを見るのではなく、自分が作りたい料理に対応した調理方法が用意されているかを確認した方が確実です。

焼き料理では困りにくい

反対に、パン、お菓子、焼き芋、魚などを焼く用途では、給水タンクがないことをほとんど気にしていません。

私は発酵機能を使ってシナモンロールを作り、そのままオーブンで焼いています。

東芝ER-YD70-Kのオーブンで焼き上げたクルミ入り手作りシナモンロール6個

ER-YD70(K)で焼いたシナモンロールです。私の場合、パン作りではスチームより発酵温度や角皿の広さを使う場面の方が多くなっています。

さんまのグリル調理も可能です。

東芝ER-YD70-Kのグリルで皮に焼き色を付けたさんま2尾

ER-YD70(K)のグリルで焼いたさんまです。焼き料理が目的なら、スチーム方式だけでなくオーブンやグリル性能も見ておきたいところです。

パンやお菓子を作る人ほど「スチーム付きかどうか」だけではなく、最高温度、発酵温度、角皿サイズ、ヒーター方式まで比較した方がいいですよ。

オーブンレンジ全体の容量や機能から選びたい場合は、親記事の一人暮らし向けオーブンレンジの選び方とおすすめ機種で詳しく比較しています。

スチーム機能のメリット

スチーム機能の価値が出やすいのは、単に料理の種類を増やすときではなく、蒸気を使う工程をオーブンレンジへ任せたいときです。

蒸し料理を任せやすい

一番分かりやすいメリットは、蒸し料理の選択肢が増えることです。

蒸し器をコンロへセットしてお湯を沸かし、火加減を見ながら調理する代わりに、対応する自動メニューへ任せられる機種があります。

コンロで汁物や炒め物を作りながら、オーブンレンジ側で蒸し料理を進められれば、加熱場所を分散できるのも便利です。

二口コンロを使っている私でも、オーブンレンジへ一品任せられると料理中の渋滞がかなり減ります。

自動調理と相性がいい

高機能なスチームオーブンレンジでは、単独のスチームだけでなく、レンジ、ヒーター、グリルなどを組み合わせた自動調理が用意されています。

そのため、単純に「蒸気を出せる家電」というより、複数の加熱方法を機械側で使い分けてくれる家電として見る方が実態に近いでしょう。

料理をセットして加熱中に別の作業をしたい人とは相性がいいです。

パンや菓子にも使える

機種によっては、オーブン調理中にスチームを追加できる機能もあります。

パナソニックのBistroでは、対応モデルでオーブン調理中に「スチームプラス」を利用できます。

パンやお菓子作りをかなり深く楽しむなら、単に250℃や300℃まで上がるかだけでなく、こうしたスチームの使い方も比較材料になります。

ただ、普通の菓子パン、クッキー、ケーキなどを作るだけなら、スチームがなければ始められないわけではありません。

あたためにも使える

スチーム対応モデルの中には、蒸気を利用して食品をあたためる機能を備えた製品もあります。

ここは「蒸し料理を作る予定がないからスチーム不要」と即決する前に確認しておきたいところです。

普段から中華まんやパンなどをよく温めるなら、スチームの出番が思ったより多くなる可能性があります。

スチーム機能のデメリット

便利な機能には、その分だけ購入時と使用後に見るべき項目も増えるので、スチームオーブンレンジのデメリットも確認しておきましょう。

価格だけで上位を選ばない

スチームや過熱水蒸気、自動調理などを充実させたモデルは、シンプルなオーブンレンジより上位の製品に設定されることがあります。

ただし、価格は販売時期や店舗、容量、センサー、オーブン性能などでも変わるため、「スチームが付くと必ずいくら高くなる」とは言えません。

重要なのは、支払う差額の中に自分が実際に使う機能があるかどうかです。

スチームをほぼ使わないなら、その予算を庫内の広さ、センサー性能、オーブン温度などへ回した方が満足できる場合があります。

給水と手入れが増える

スチームを使うには、当然ながら水の準備が必要です。

角皿式なら角皿へ水を入れ、カップ式なら専用容器へ給水し、タンク式なら給水タンクを用意します。

使い終わったあとには、水を残したままにせず、方式に応じたお手入れも必要になります。

タンクや経路も確認する

給水タンク式ではタンクを洗うだけでなく、機種によって水抜きやクエン酸洗浄などのお手入れメニューが用意されています。

高機能になるほど掃除が大変とは限りませんが、洗う物や管理する場所が増える可能性はあると考えておいた方がいいでしょう。

調理家電を手入れの量から比較したい場合は、お手入れが簡単な調理家電の選び方も参考になります。

角皿の洗浄も必要になる

角皿式では、スチーム使用後に大きな角皿を洗う作業も発生します。

私のキッチンは一人暮らし用なので、ER-YD70の角皿をシンクへ入れるとかなり存在感があります。

東芝ER-YD70-Kの大きな角皿を一人暮らしのキッチンシンクでスポンジ洗いしている様子

ER-YD70(K)の角皿を洗っているところです。角皿式スチームは構造がシンプルですが、大きな角皿を使うので洗浄時にはそれなりの場所を使います。

調理中には広い角皿がありがたいのですが、食べ終わったあとは急に大物の洗い物へ変身します。

使わない機能になりやすい

スチームオーブンレンジで一番もったいないのは、購入後にスチームをほとんど使わなくなることです。

家電売り場で自動メニューを見ると全部便利そうに見えますが、自宅では普段作る料理が急に別人のように変わるわけではありません。

だからこそ、購入前に自分が直近1週間で作った料理を思い返してみてください。

その中に蒸し料理がほとんどないなら、スチーム機能の優先順位を下げてもいいと思います。

家電を買った瞬間だけ「これから毎週蒸し料理するぞ」と料理人モードになることがありますが、私は普段の献立を基準にするようにしています。未来の自分より、昨日の自分の方が購入判断では信用できます。

スチームなしが向く人

オーブンレンジのスチームなしモデルや簡易的なスチーム方式が向いているのは、温めと焼き料理を中心に使いたい人です。

温めとオーブンが中心

冷凍ご飯、作り置き、総菜、飲み物の温めが普段の中心で、ときどきオーブン料理をする程度なら、レンジとオーブンの基本性能を優先した方が使いやすいでしょう。

電子レンジとオーブンレンジ自体の違いがまだ曖昧な場合は、電子レンジとオーブンレンジの違いも先に確認すると選びやすくなります。

パンやお菓子を焼く人

パンやお菓子作りが目的でも、必ず高機能なスチームオーブンレンジが必要とは限りません。

私ならまず、発酵温度、最高温度、角皿の広さ、庫内の高さを見ます。

普通のパン、シナモンロール、スポンジケーキ、クッキーなどなら、基本的なオーブン性能がしっかりしていればかなり楽しめます。

逆にハード系パンなどで蒸気を積極的に使いたい場合は、スチームの方式まで踏み込んで選ぶ価値が出てきます。

蒸し料理は別器具で足りる

蒸し料理のためだけに上位オーブンレンジを買う必要もありません。

鍋へセットする蒸し器、せいろ、電子レンジ用スチーマーなど、蒸す方法はほかにもあります。

例えば電子レンジ対応の温野菜容器なら、一人分の野菜を蒸すような用途ではかなり手軽です。

オーブンレンジへスチーム機能を求める前に、電子レンジ調理器具のおすすめと用途別比較も見ておくと、もっと小さな道具で目的を満たせるか判断できます。

一人暮らしでは「家電へ機能を足す」だけでなく、「小さな調理器具で必要な機能だけ足す」という選択肢もあります。

スチームありが向く人

スチームオーブンレンジが向いているのは、蒸気を使う料理や自動調理を日常的に活用したい人です。

蒸し料理をよく作る

茶わん蒸し、蒸し鶏、温野菜、中華まんなどを定期的に作るなら、スチーム機能は飾りではなく実用品になります。

特にコンロの蒸し器を毎回出すのが面倒に感じているなら、オーブンレンジへ任せるメリットを感じやすいでしょう。

自動調理を活用したい

蒸気だけを単独で使うのではなく、レンジ、オーブン、グリル、過熱水蒸気を組み合わせた自動調理を使いたい人にも向いています。

材料をセットしたら加熱を任せ、その間に副菜や洗い物を進めたい人には相性がいい機能です。

方式まで選びたい

2026年9月時点の現行モデルを見ても、スチームの方式は機種によってかなり違います。

機種例 方式 特徴 向いている人
東芝 ER-D70C 角皿式 角皿へ水やお湯を入れる 基本機能と簡易スチームを使いたい人
日立 MRO-S8D カップ式 スチーム小皿を使った過熱水蒸気 タンクなしで過熱水蒸気を使いたい人
パナソニック Bistro NE-BS8D 給水タンク式 スチーム・過熱水蒸気に対応 スチームを幅広く活用したい人

同じ「スチームオーブンレンジ」という売り場に並んでいても、準備方法もお手入れもかなり違います。

なので、商品名にスチームと書いてあるかだけで決めず、水をどこへ入れるのかまで確認してください。

家電売り場に展示された日立のスチームオーブンレンジを確認している様子

家電売り場でスチームオーブンレンジを確認したときの様子です。店頭では同じように見えても、世代や機種によって給水方式が変わることがあるので、現行モデルの仕様確認が欠かせません。

手入れを続けられる

給水タンク式を選ぶなら、スチームを使う便利さだけでなく、使用後の管理までセットで考えたいところです。

タンクへの給水や洗浄、水抜きなどを「これくらいなら普通に続けられる」と感じるなら、高機能モデルの良さを活かしやすいでしょう。

逆にその作業が面倒に感じるなら、カップ式や角皿式の方が自分には合う可能性があります。

買う前の判断基準

スチームオーブンレンジと普通のオーブンレンジで迷ったら、次の順番で考えると必要な機能が見えやすくなります。

週何回スチームを使うか

最初に考えたいのは、スチーム機能を何回使う予定なのかです。

「使うかもしれない」ではなく、普段作っている料理から週単位で考えてみてください。

温野菜を週3回、蒸し鶏を週1回など具体的に出てくるなら、スチーム機能を重視する理由があります。

逆に具体的な料理がほとんど浮かばなければ、優先順位は低めでいいでしょう。

方式と手入れを確認する

次に角皿式、カップ式、給水タンク式のどれなのかを確認します。

水を入れる場所だけでなく、使ったあとに何を洗うのかまで取扱説明書で見ておくと、購入後のギャップが小さくなります。

スチームオーブンレンジのデメリットは、機能そのものより「使うまでと使ったあとの手間」が自分に合わないことだと思います。

設置寸法と容量を見る

機能が気に入っても、キッチンへ安全に設置できなければ使えません。

本体の幅、奥行き、高さだけではなく、メーカーが指定する上方・左右・背面の放熱スペースまで確認してください。

さらに扉を開いたときの奥行き、熱い角皿を出せる前方スペースも必要です。

一人暮らしでは高機能な30L前後の機種になると、本体サイズや重量も無視できません。

焼き性能も比べる

スチームに目が行きすぎて、オーブン本来の性能を忘れないことも大切です。

パンやお菓子を作るなら、最高温度、コンベクションの有無、オーブン段数、発酵温度、角皿サイズなども確認します。

私の場合、実際に何年も使って出番が多いのは、レンジでの温め、発酵、オーブン、グリルです。

だから買い替えるとしても、スチームの豪華さだけでモデルを選ぶことはないかなと思います。

「一番高機能なモデル」が「自分に一番合うモデル」とは限りません。オーブンレンジは毎日キッチンに居座る家電なので、使わない機能より、毎日触る操作や掃除の方が後から効いてきます。

スチーム機能の名前だけで判断せず、角皿式・カップ式・給水タンク式、過熱水蒸気の有無まで分けて確認してください。

スチーム機能のよくある質問(FAQ)

最後に、スチームオーブンレンジを選ぶときに迷いやすいポイントをまとめます。

Q1. スチームオーブンレンジとは何ですか?

A. レンジ、オーブン、グリルなどの加熱に加え、水蒸気を利用した調理ができるオーブンレンジです。

ただしスチーム方式は一種類ではなく、角皿へ水を入れる方式、専用カップを使う方式、給水タンクから蒸気を発生させる方式などがあります。

さらに過熱水蒸気へ対応するかどうかも機種によって異なるため、商品名だけではなく機能表まで確認してください。

Q2. オーブンレンジのスチーム機能は必要ですか?

A. 蒸し料理やスチームを使った自動調理を頻繁に使うなら便利ですが、全員に必要ではありません。

冷凍ご飯の温め、パン、お菓子、グラタン、魚、肉の焼き料理が中心なら、スチームなしのオーブンレンジや簡易的な角皿式でも十分使える場合があります。

私は「作れるか」より「週に何回使うか」で判断するのがおすすめです。

Q3. スチームなしでもパンは焼けますか?

A. 一般的なパンなら、スチームなしのオーブンレンジでも作れます。

私もER-YD70でシナモンロールやさつまいもパン、ピザなどを焼いており、普段のパン作りでは発酵温度、オーブン温度、角皿の広さを使う場面の方が多いです。

ただし蒸気を積極的に使うハード系パンなどへこだわるなら、スチームを追加できる機種も候補になります。

Q4. 角皿式スチームは不便ですか?

A. 使えないわけではありませんが、カップ式やタンク式より準備を面倒に感じる人はいると思います。

ER-YD70では角皿へ水を入れて茶わん蒸しやゆで卵などを調理できますが、大きな角皿を出して給水し、使用後に洗う工程が必要です。

反対に給水経路が複雑ではないため、構造のシンプルさを好む人には合いやすいでしょう。

Q5. スチームなしとありはどちらがおすすめですか?

A. 温め・焼き料理・パン・お菓子が中心ならスチームなしでも十分で、蒸し料理やスチーム自動調理を繰り返し使うならスチームありがおすすめです。

さらに「あり」の中でも角皿式、カップ式、給水タンク式では使い勝手が異なります。

価格だけで上位機種へ進まず、普段の献立、手入れ、設置場所、オーブン性能まで含めて選ぶと失敗しにくくなります。

スチーム機能のまとめ

スチームオーブンレンジは便利ですが、スチームが付いているだけで普通のオーブンレンジより自分に合うとは限りません。

蒸し料理やスチームを利用した自動調理を頻繁に使うなら、カップ式や給水タンク式を含めてスチーム機能を重視する価値があります。

一方、温め、焼き料理、パン、お菓子が中心なら、オーブンレンジのスチームなしモデルや角皿式でも十分というのが私の考えです。

私が使っているER-YD70も、専用給水タンクはありませんが、角皿式スチームで茶わん蒸しやゆで卵を作れます。

その一方で、日常的に出番が多いのはレンジ、オーブン、グリル、発酵機能です。

使わないスチーム機能のために価格や手入れの負担を増やすより、自分が繰り返し使う機能へ予算を回す方が、一人暮らしでは満足しやすいと思います。

スチームが必要か迷ったら、「何ができる?」ではなく「来週、自分は何回これを使う?」と考えてみてください。

その答えが、かなり分かりやすい購入基準になります。

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一人暮らし・自炊歴約4年の管理人ショウです。30代から料理にハマり、普段のご飯からパン・ケーキ作りまで楽しんでいます。実際に使った経験をもとに、一人暮らしに役立つ調理器具やキッチンづくりの情報を発信しています。

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